『おかえりモネ』あれこれ「百音と未知」2021-08-29

2021-08-29 當山日出夫(とうやまひでお)

『おかえりモネ』第15週「百音と未知」
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_15.html

前回は、
やまもも書斎記 2021年8月22日
『おかえりモネ』あれこれ「離れられないもの」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/08/22/9413743

この週は波乱の展開であった。いろいろあるが、まずは次の二点だろうか。

第一に、菅波のこと。

無事に中継キャスターをこなすことができた百音は、菅波と週末に会う約束をする。二人でサメを見にいくつもりだった。が、急な用事で、菅波はキャンセルになってしまった。さて、この二人のこれからはどうなるのだろうか。

第二、りょーちんのこと。

百音のところに、りょーちんがやってくる。だが、分かれた後、どうやら漁船にもどっていないらしい。そこに故郷の母から連絡がある。島で、りょーちんの母親の死亡届をどうするかをめぐって、いろいろあったらしい。父親は、そう簡単に、その死をうけいれようとしない。

以上、百音をめぐる二人の男性をめぐってこの週は展開していたといっていいだろうか。そして、そこにからんできているのが、百音と未知の姉妹の関係。未知は、りょーちんのことを思っている。だが、りょーちんは、百音からの電話には出るが、未知とは連絡をとろうとしない。未知は、百音に、屈折した感情をいだくことになる。

このドラマ、今は東京が舞台になっているが、故郷の島のことが、深く刻み込まれている。震災のいたでから、いまだに立ち直ることのできない父親。それを見守るしかない、永浦家のひとびと。震災の後、人びとがどのような思いをいだいて生きているのか、そこのところをじっくりと描いている。

ところで、次週は、コサメちゃんと傘イルカくんの登場はあるだろうか。気象キャスターとしての百音が、どんなふうに成長していくのかも、見どころの一つかと思っている。楽しみに見ることにしよう。

2021年8月28日記

追記 2021年9月5日
この続きは、
やまもも書斎記 2021年9月5日
『おかえりモネ』あれこれ「若き者たち」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/09/05/9419681

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