『おかえりモネ』あれこれ「風を切って進め」2021-08-15

2021-08-15 當山日出夫(とうやまひでお)

『あかえりモネ』第13週「風を切って進め」
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_13.html

前回は、
やまもも書斎記 2021年8月8日
『おかえりモネ』あれこれ「あなたのおかげで」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/08/08/9406311

百音はスポーツ気象にかかわることになった。

この週の見どころは、次の二点ぐらだったろうか。

第一には、車椅子マラソン。

選手の鮫島の依頼で、百音の会社は、車椅子マラソンにかかわることになる。鮫島としては、選考会の当日の気象条件にあわせてレース展開を考えている。ここのところの心づもりが、最初のうちは、どうもうまくかみ合っていなかったようだ。

しかし、選考会の日、風が吹いた。用意していたプランBで勝負にのぞむ。結果、鮫島は、目指すタイム内でゴールすることができた。

このあたりの、百音と鮫島とのやりとりが、少々もどかしい感じはするものの、最終的に、お互いの気持ちを理解し合えることができて、よかったことになる。

第二には、菅波とのこと。

やはり菅波には、過去があった。医師になりたての新人のころのことである。治療の方針をめぐって、自分の意見を通してしまったばかりに、ある意味で失敗をおかしてしまう。それが、菅沼には、こころの重荷になっていたようだ。

その話を百音は聞くことになる。そして、やさしく背中をさすってあげる。このあたりに、百音の心情のやさしさが表現されていたかと思う。

以上の二点が、この週のポイントかと思って見ていた。

ところで、お風呂屋さんの宇田川さん。なかなかの達筆である。まだ姿を見せないのだが、ドラマのなかでは、確固たる存在感を感じるようになってきた。

次週、百音の父親が東京に出てくることになるようだ。百音も、テレビ局の仕事で変化があるらしい。楽しみに見ることにしよう。

2021年8月14日記

追記 2021年8月22日
この続きは、
やまもも書斎記 2021年8月22日
『おかえりモネ』あれこれ「離れられないもの」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/08/22/9413743