『八重の桜』「自慢の娘」 ― 2025-10-13
2025年10月13日 當山日出夫
『八重の桜』「自慢の娘」
戊辰戦争のころの大砲の砲弾は、着弾してもすぐに爆発しないので、ぬれた布団をかぶせれば、爆発しなかった……というのは、本当のことなのだろうか。信管の精度もそんなにいいものではなかっただろうから、不発弾も多くあったかもしれないとは思うけれども、それにしても、とても危ない。
江戸時代に作った城で、近代的な大砲を持った敵を相手に籠城戦を戦える、ということは、軍事史的にどうなのだろうかと思う。会津のシンボルである城を守るために、武士階級の人びとが戦うということは、心情としては理解できるかと思う。だが、その一方で、戊辰戦争というのは、一般庶民にとっては、どう写っていたのだろうか。どっちが勝つかわからないけど、勝手にやっててくれ、ということだったのか、あるいは、どちらかに肩入れしていたのか。
ちょっと疑問に思うのは、城内にたてこもった女性たちは、非戦闘員……現代の感覚でいえば……であるのだろうか。そうだとすると、八重は、例外的な存在ということになる。このあたりは、武士階級とそうでない人びと、という意識の方が強かったのかもしれない。
ともあれ、戊辰戦争を描いた最大の山場が、会津の籠城戦であることは確かである。(結果としてどうなるかは分かっていることなのだが。)
2025年10月12日記
『八重の桜』「自慢の娘」
戊辰戦争のころの大砲の砲弾は、着弾してもすぐに爆発しないので、ぬれた布団をかぶせれば、爆発しなかった……というのは、本当のことなのだろうか。信管の精度もそんなにいいものではなかっただろうから、不発弾も多くあったかもしれないとは思うけれども、それにしても、とても危ない。
江戸時代に作った城で、近代的な大砲を持った敵を相手に籠城戦を戦える、ということは、軍事史的にどうなのだろうかと思う。会津のシンボルである城を守るために、武士階級の人びとが戦うということは、心情としては理解できるかと思う。だが、その一方で、戊辰戦争というのは、一般庶民にとっては、どう写っていたのだろうか。どっちが勝つかわからないけど、勝手にやっててくれ、ということだったのか、あるいは、どちらかに肩入れしていたのか。
ちょっと疑問に思うのは、城内にたてこもった女性たちは、非戦闘員……現代の感覚でいえば……であるのだろうか。そうだとすると、八重は、例外的な存在ということになる。このあたりは、武士階級とそうでない人びと、という意識の方が強かったのかもしれない。
ともあれ、戊辰戦争を描いた最大の山場が、会津の籠城戦であることは確かである。(結果としてどうなるかは分かっていることなのだが。)
2025年10月12日記
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://yamamomo.asablo.jp/blog/2025/10/13/9809177/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。