『おんな城主直虎』あれこれ「桶狭間に死す」2017-03-07

2017-03-07 當山日出夫

『おんな城主直虎』2017年3月5日、第9回「桶狭間に死す」
http://www.nhk.or.jp/naotora/story/story09/

前回は、
やまもも書斎記 2017年2月28日
『おんな城主直虎』あれこれ「赤ちゃんはまだか」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2017/02/28/8379090

ネコが出てこなかった。それから、織田信長も……

桶狭間の戦いを描いていながら、織田信長が登場しない、このところが、今回のこの脚本のポイントなんだろうなあ、と理解はできるのだが、なんとなく物足りない。つまりは、これから、どこの段階で、どのように、織田信長が登場することになるのか、という期待が高まる。

桶狭間の戦いは、これまでも、大河ドラマで何度となく描かれてきているはずだが、織田信長が登場しないというのは、初めてではないだろうか。

また、「桶狭間に死す」のタイトルも、ある意味で巧い。普通に考えれば、死んだのは、今川義元ととるだろうが、実は、ドラマでは、次郎の父ということとして描いてあった。

それはともかく、今回の見どころは、亡くなった父との対面シーン、それから、母の次郎法師への手紙のシーンだろう。このようなシーンを見ると、今回の大河ドラマは、つくづくと、家族、井伊の一族を描くドラマとして作っているのだなと感じる。そう思って見ればいいのであって、母が書いていた手紙が、古文書学的に書式がどうのこうのというのは、野暮な議論だろうと思う。まあ、当時の、女性が、亡くなった家臣の家族……おそらくは女性だろう……にあてて書いた書状としては、書式の面でどうかなと思わないではないが。

それから、佐奈と南谿和尚との対面のシーンも、興味深かった。ここでも、最終的には、井伊の一族として、どうあつかってくれるのか、というところが、おとしどころになっていた。

最後の政次のシーンで、番組が終わって、次回に続くになったあたり……これも、事件の決着としては、井伊のイエをどうまもっていくことになるのか、というところになろうかと思ったが、どうなるだろうか。

次回は、もうネコは出てこないのだろうか。

追記
このつづきは、
やまもも書斎記 2017年3月14日
『おんな城主直虎』あれこれ「走れ竜宮小僧」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2017/03/14/8405259

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