クラシックTV「ブラームスを味わう」 ― 2026-06-05
2026年6月5日 當山日出夫
クラシックTV「ブラームスを味わう」
再放送である。最初は、2025年6月5日。
この番組のいいところと私が思っているのは……芸術とは、所詮、分かる人にしか分からない、ということを根底に持っていることである。この回は、そういうことを強く出して作ってあった。
ブラームスの音楽を聴いて、何を感じるか、それはその人それぞれでいいでしょう、まあ、これは、ある意味では勝手な解釈でもいいということにはなるが、しかし、何を感じるかということは、簡単に他の人がとやかくいうこではないし、できるものではない、それが芸術である、ということでもある。
芸術関係(芸能をふくめて)の番組を作ると、美しい、あるいは、楽しい、面白い、ということを感じるかどうか、でしかない。それを、とやかく解説するのは、ヤボというものである。
この意味では、この回のゲストが、六角精児というのは、うまい。(「呑み鉄本線」は時々見ている。)
ただ、私の感じることとしては、ブラームスのような音楽というのは、近代ということを、やはり感じさせる。音楽、芸術一般といってもいいが、なにがしかの共同体を基盤とするものから、個人的なものへと、変わっていくという流れはある。ブラームスには、その移り変わりを感じる。誰かと一緒に聞くという部分もあるのだろうが、純然と一人の個人で聞く、という部分も感じる。ピアノの小品などは、特にそうである。
2026年6月2日記
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