『半分、青い。』あれこれ「謝りたい!」2018-05-20

2018-05-20 當山日出夫(とうやまひでお)

『半分、青い』第7週「謝りたい!」
https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/story/week_07.html

前回は、
やまもも書斎記 2018年5月12日
『半分、青い。』あれこれ「叫びたい!」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/05/13/8850229

やってまったのは、秋風先生本人であった。

この週、印象に残るのは、バブルの時期に東京に出てきた若者の姿ということである。

鈴愛は、秋風のもとで、どうにか漫画を描く練習をさせてもらえることになった。カケアミというらしい。これが描けなければ漫画家にはなれない。それも、どうにかできたかもしれないというところで、「ネーム」の紛失という事件が起きる。

この事件の顛末をめぐっては、次週にいろいろ発展があるようだ。

だが、大きな筋としては、バブル期の東京に出てきた若者たちの姿が印象的である。地方(岐阜)出身者であることに、すこしコンプレックスを感じているかのような鈴愛。といって、東京の生活(秋風のオフィスの宿舎)で、東京生活を満喫しようというのでもないようだ。なんとか漫画家になろうとして頑張っている。

一方、律の方は、マンションの一人暮らしを楽しんでいるかのごとくである。大学生活も楽しみ、隣人(正人)とも、うまくやっているようだ。方言をかくして話すにはどうすればいいか、工夫している。やはり、この時期、地方出身者で、その方言でしゃべるというのは、何かしら抵抗があったという描きかたである。

歴史の流れから取り残されたような古風な喫茶店「おもかげ」。その古風さが、逆にレトロとして、その時代の雰囲気を出していたように感じる。

ネームの紛失事件の結果、鈴愛は岐阜に帰ろうとする。その最後の夜を、「マハジャロ」ですごす。まさに、バブルの象徴である。このバブルの時期に東京に出てきて、その後の失われた時代をすごすことになる若者たちの姿を、これからこのドラマはどのように描くことになるだろうか。

追記 2018-05-27
この続きは、
やまもも書斎記 2018年5月27日
『半分、青い。』あれこれ「助けたい!」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/05/27/8860437

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