アナザーストーリーズ「セウォル号沈没事故 〜生死を分けた101分〜」2025-04-15

2025年4月15日 當山日出夫

アナザーストーリーズ 「セウォル号沈没事故 〜生死を分けた101分〜」

再放送である。最初の放送は、2021年3月17日。

この事件のことは記憶しているが、当時の韓国の朴槿恵大統領にかかわる問題の一つということを、憶えている。この事件についての対応をめぐって、批判が集中した。(別の角度から見れば、事件が政争の具になった、ということもあるかとも思えるが。)

事件そのものについては、いろいろと検証の仕事があるだろう。見て思ったことを書いてみる。

もし、日本で同じような事故が起こったとき、どう対応するべきなのか、日本ではどう考えられているのだろうか。まずは、海上保安庁であり、各地の警察、それから、場合によっては、海上自衛隊もかかわることになるかもしれない。

現在では、スマホで、その位置情報(GPS情報)を伝達することは、簡単にできるだろう。(ただし、私自身は、スマホを持たない生活をしているので、なんともいえないところではあるが。)とにかく海上での事故の場合、事故の情報とともに、正確な位置情報が得られないと、何にもできないはずである。こういうことは、どの程度、周知されていることなのだろうか。

沈没しつつある船のまわりに、多くの船が集まっていたようなのだが、いったい何をしていたのだろうか。近づきすぎると、沈んでいく船に巻きこまれる危険はあるかもしれないのだが、映像では救命用のボートが出されていたとは見えなかった。これは、はたしてどういう状況だったのだろうか。

それから、この事件をきっかけにして、日本で運航されているフェリーとかでの事故対応マニュアルは、変わったところがあるのだろうか、それとも、ないのだろうか。

事故が起こって、30度ほど傾いた状態で、乗客にその場で待機するようにアナウンスがあったとということだが、おそらく、こうなってしまえば、船内を安全に移動することも困難であったと予想される。事故後、すみやかに全員の避難の措置がとれなかったということが、最大の問題点の一つだろう。さらには、そもそも、事故を起こすような積み荷とか、船の構造にも、問題はありそうだが。

韓国での事故ではあるのだが、これから、日本の関係者がどのような教訓を得ることになっているのか、このあたりが最も知りたいところである。

2025年4月11日記

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