ブラタモリ「宮古島・暮らしの秘密▼サンゴの島ならではの洞窟&地下ダムへ!」2025-05-29

2025年5月29日 當山日出夫

ブラタモリ 宮古島・暮らしの秘密▼サンゴの島ならではの洞窟&地下ダムへ!

島の市街地のなかにある洞窟を、イザガー、というが、この表記に宮古語では、「ッ」(ちいさいツの仮名)に濁点をつける。この字は、普通のコンピュータではすぐには使えない。しかし、Unicodeにある合成用の濁点を使うと、作って使うことができる。これは、一般のWindowsマシンで可能である。(ためしてはいないが、おそらくMacでもできるかと思う。)

こういう知識は、文字と文字コードのことをある程度知っている人間にとっては、当たり前のことではあるが、ほとんど一般には知られていないことになる。Unicodeの合成用の、濁点・半濁点のあつかいについては、一般的なルールができていないというべきかもしれない。

苧麻を使った宮古上布が、江戸時代から明治にいたるまで、税として納められていたということである。番組のなかでそうはっきりと言うことは避けたのだろうが、いわゆる沖縄・琉球と言われる地域においても、地域ごとの(かなり婉曲な表現をつかえば)いろんな格差があったことになる。それが現在にいたるまで、必ずしも解消されたわけではないということも、沖縄の地域がかかえる問題の一つである。

地下ダムの話しは面白かった。これが建設されるまでは、島にくらす人びとは生活用水や農業用水には、とても苦労した。断層の島であるから、地下ダムを造るというのは、アイデアとしてとても面白い。(ちょっと気になったのは、このダムの管轄が内閣府であること。沖縄県でもなかったし、国土交通省でもないし、農林水産省でもない。このあたりのことも、宮古島のおかれたややこしさなのかと思うけれど、どうなのだろうか。)

ともあれ、地下ダムを造り、サトウキビ産業が安定し、さらにマンゴーまで作ることができる。これは、いいことだと思う。

2025年5月25日記

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