我が家のパソコンのフォント2009-03-30

2009/03/30 當山日出夫

27日の京都大学での「東洋学へのコンピュータ利用」セミナー。安岡さんの発表で、「新常用漢字表(仮称)」のパブリックコメントの作成が、JS平成明朝W3[JISX021:2004]を基本としているとう話しだった。

http://slashdot.jp/~yasuoka/journal/471444

で、さっそく、我が家のパソコンで、どのマシンに、どのフォントがインストールしてあるのか、チェックしてみたが……あまりに、煩雑すぎて、わけがわからなくなった。

基本的に、私は、コンピュータは、買ってきたままの状態で使うことにしている。というか、あまり、自分用に特殊にカスタマイズすることはしない。

JS平成明朝W3[JISX0213:2004]は、意図的にインストールしてある。また、ヒラギノ・小塚などもそう。したがって、こういう後から手を加えてインストールしたのは分かっているのだが、その他(つまり、プレインストール、買ったときにもうすでにはいっている)が、非常にややこしい。

日本語フォントで、確実に共通、というと、まず思い浮かぶのは、MS明朝だが、これも、バージョンの違いがある。また、この文章を書いているのは、メイリオ(エディタは、WZのVER.6)。当然、MSゴシック(XP)とも、ヒラギノ(Mac)とも、異なる。

画像にあまり依拠することなく、デジタル環境で、デジタルの文字について語るには、今の状況で、どこまで可能だろうか。

當山日出夫(とうやまひでお)

次年度の情報関係の授業のこと2009-03-30

2009/03/30 當山日出夫

4月から新しい年度。言語表現実習、という科目で、ネットでの表現について教える(予定)。

たとえば、学生にWikipediaに書き込みをさせる。これは、いきなりは無理と思う。その以前に、いろんな項目の編集履歴をたどって、どのようにして、Wikipediaの「知」が形成され行くのか、最新版が、すべて正しいわけでもないだろう、このあたりを、まず教えるべきかと思う。

学生に各自でブログをつくらせるかどうか。つくる場合、どのようにすべきか。実名をだすか、匿名にするか。これも、まずは、ブログでのコミュニケーションや議論がどんな特性を持っているのか、まず、このところを確認しておく必要があるだろう。

いくら教師の側が規制をかけても、今の時代、学生は、勝手になんでもやれる。Wikipediaに書き込むことも、また、自分のブログで自由に書くことも、制約することはできない。

こうである現実をふまえて、それでも、ネット上でのコミュニケーションとはいかなるものか、まず考えさせてみるというステップを設定しておきたい。

とりあえずは、

発声練習
学生がはてなダイアリーを使うときに気をつけるべきこと
http://d.hatena.ne.jp/next49/20090209/p4

ぐらいをスタートにして、論点を整理したレポートを書かせる(あるいは、発表させる)というところからはじめようか、と思っている。