『論文を書くためのWord利用法』2009-03-31

2009/03/31 當山日出夫

上山あゆみ.『論文を書くためのWord利用法』.くろしお出版.2009

テキストになるかと思って買って読んでみて、結局、やめることにした。理由は単純、私は、Word2003版には、見切りをつけてしまっているので、ということ。

年度のはじめ、学生に、次のような質問をして、回答をもとめる。
・自分でコンピュータを持っているかどうか。
・その種類はなにか。

もう、過半数の学生は、WindowsVista。したがって、使用しているオフィスは、2007版。まあ、中には、「わかりません」と回答する学生もいるのだが、これはまた別。(それだけ、世の中に、コンピュータが普及したということだろう。)

すでに、次期Windows7がどうなるかという時に、強いて2003版の利用に、時間をついやそうとは思わない。ただ、すでに、持っていて使っている人は、個人としての利用であれば、『論文を書くためのWord利用法』は、役にたつ。ただ、学生に教えるメリットがあるかどうか、である。

私なら、一つだけ、これだけは、というのを教える。「書式のコピー/書式の貼り付け」のアイコンである。うまくつかえば、テンプレートをつくるよりも手軽に、一つの文書の書式の統一が可能。

『論文を書くためのWord利用法』は、個人で、すでに2003版を使っているひとには、役立つ。ただ、テキストとして学生に教えるとなったら、もう1年まって、Windows7が出てから考える、というところ。

當山日出夫(とうやまひでお)

日本アーカイブズ学会2009-03-31

2009/03/31 當山日出夫

日本アーカイブズ学会のプログラム。私も発表します。

http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=28

日時:2009年4月25日(土)13:30-16:30 4月26日(日)10:00-17:30
会場:学習院大学

4月25日(土)13:30-16:30
総会 13:30-15:00
大会講演会 15:30-16:30
菊池光興氏(国立公文書館、学習院大学客員教授)
「国民にひらかれた国立公文書館の構築 ―改革の軌跡と今後の展望―」
懇親会 17:00-19:00

4月26日(日)10:00-17:30
自由論題研究発表会
10:00-12:30

小林秀彦
「ISO TC46/SC11Archives/Records Managementにおける記録管理標準の進行、特徴及び課題―マネジメントシステムとの連携、メタデータ活用が課題-」

當山日出夫
「アーカイブズにおける文字と文字コード」

宇野淳子・田中秀典
「音声の文字資料化における方法論とその問題点」

大蔵綾子
「わが国の立法府におけるアーカイブズの現状と課題」

青木祐一
「近世都市における文書管理と文書認識」
冨善一敏

「日本近世文書主義社会の存立基盤について―近世天草の筆者(ふでしゃ)についての一考察―」

山本圭
「現代民主主義理論とアーカイブズ―その接点をめぐる問い」

池永禎子
「ミュージアム・アーカイブズの確立を目指して―日本にあるべきミュージアム・アーカイブズ像の提案」

2009年度大会企画研究会
13:30-17:30
「Archives Japan 50 -アーカイブズ学からの照射」

太田富康(研究小委員、埼玉県立文書館)
「文書館とアーカイブズの半世紀」

山崎一郎(山口県文書館)
「山口県文書館と50年」

清水善仁(京都大学大学文書館) 
「アーカイブズ編成・記述・検索論の50年(仮)」

児玉優子(放送番組センター)
「アーカイブズと動的映像アーカイブ ~近くて遠い隣人?~」

全体討論