『青天を衝け』あれこれ「栄一の旅立ち」2021-05-04

2021-05-04 當山日出夫(とうやまひでお)

『青天を衝け』第12回「栄一の旅立ち」
https://www.nhk.or.jp/seiten/story/12/

前回は、
やまもも書斎記 2021年4月27日
『青天を衝け』あれこれ「横濱焼き討ち計画」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/04/27/9371309

栄一たちの、攘夷決行は頓挫することになる。

そしてこの週で、栄一は円四郎に出会うことになる。この先、一橋家につかえることになるきっかけということである。

徳川家康がいっていたが、血洗島はこの週でおわりになるらしい。次週から、栄一たちは京の都で、活躍することになるようだ。活躍するといっても、まだ栄一たちは何者でもない。ただ、尊皇攘夷の志をもった百姓……あるいは武士まがい……にすぎないのだが。

このドラマで面白いのは、やはり幕末という時代、それは、武士の時代の終わりの時代なのだが、この時代を、武士ではない農民の視点をふくめて描いていることであろう。栄一たちは、武士の時代の終わりを予見している。だが、その先にどのような社会、あるいは、国家のあるべき姿があるのか、そこまでは見えていないようだ。(たぶん、この時代、その先の明治の文明開化を見通していた人物などほとんどいなかっただろう。)

ただ、見ていて思うことは……栄一たちは武士の時代の終わりを感じている。だが、その一方で、自らは百姓ではなく武士になることを思ってもいる。ことをなすには、武士でなければいけない。世の中を動かすことはできない、そう思っているふしもある。このあたり、矛盾しているといえば矛盾である。

だが、それが、青年期の栄一の人生のあゆみ、あるいは、幕末から明治にかけての日本の姿であったというべきかもしれない。尊皇攘夷の志士が、これからどのようにして文明開化の日本を生きていくことになるのか、これからの展開が気になるところである。

次週から、舞台は京にうつる。栄一たちがどうなる、楽しみに見ることにしよう。

2021年5月3日記

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