ザ・バックヤード「東京スカイツリー」2024-04-06

2024年4月6日 當山日出夫

ザ・バックヤード 東京スカイツリー

これは面白かった。

東京スカイツリーには行ったことがない。その建設の途中の姿をとおくから眺めたことがあるぐらいである。

雷の観測、雲の観測、相対性理論の実験、温暖化ガスの観測、実にいろいろな観測や実験が行われている。どれも興味深いものばかりである。これも、東京の都市部の中心にあって、孤立して高い建物だからこそできることばかりである。

雷の観測は、東京スカイツリーがあったからこそできた調査ということになる。

相対性理論は、はっきり言って名前を知っているぐらいのことなのだが、きわめて精密な時計を使うことによって、スカイツリーの上と下とで、時間の進み方が違うことが分かる。これを観測する時計を作ったということもすごい。

温室効果ガスの測定は、東京スカイツリーでなければできない観測ということになる。CO2だけではなく、COも測定している。COは温室効果ガスではない。ものを燃やしたときの不完全燃焼による。しかし、CO2とCOとは増減が連動している。また、CO2を調べると、今の時代に化石燃料を燃やして出たものと、植物の光合成によってできたものとは違う。炭素の年代が分かる。理屈としては理解できるつもりだが、なるほどこういう調査を踏まえて、地球温暖化対策の基礎を考えることになるのかと思う。

番組では出てこなかったことだが、気になることとしては、心柱。東京スカイツリーは心柱を使っていることは知られていることだと思うのだが、では、実際にどれほどの効果があるのか、観測しているのだろうか。このあたりどうなのか知りたいところではある。

それから、番組で紹介されていた各種の観測などは、東京スカイツリーの計画段階からのものだろうか、このあたりの説明があると良かった。

2024年4月5日記

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