『鎌倉殿の13人』あれこれ「義時の生きる道」 ― 2022-06-07
2022年6月7日 當山日出夫
『鎌倉殿の13人』第22回「義時の生きる道」
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/22.html
前回は、
やまもも書斎記 2022年5月31日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「仏の眼差し」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/05/31/9495656
頼朝は、征夷大将軍になった。
昔習った歴史の授業では、一一九二年に頼朝が征夷大将軍になった時を、鎌倉幕府の成立ということであったが、近年はそうではないようだ。このドラマでも、征夷大将軍になったことはあつかっていたが、それで鎌倉殿の統治・政治が特に変わったということでもない。まあ、近年の歴史学の研究としては、後白河院が亡くなったので、ようやく頼朝にも、それにふさわしい地位が回ってきたということのようだが。
その後白河院であるが、亡くなった。ただ、ドラマを見ていて気になったのは、ナレーションで、そのことを「死」と言っていたことである。ここで、特に皇室敬語を使うべきとは思わないのだが、とはいえ、ちょっとここには違和感がある。
そして、蘇我の五郎と十郎。『曽我物語』は、若い時に、古い古典大系で手にしたことはあるのだが、そう詳しく読むということもなく、そのままになってしまっている。『曽我物語』は、確かに中世の軍記の一つということになる。が、文学史の上では、その近世における受容の方が大きな問題かもしれない。
楽しみで本を読む生活である。『曽我物語』も探せば残っている。これも再度読んでみようかとも思う。
2022年6月6日記
『鎌倉殿の13人』第22回「義時の生きる道」
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/22.html
前回は、
やまもも書斎記 2022年5月31日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「仏の眼差し」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/05/31/9495656
頼朝は、征夷大将軍になった。
昔習った歴史の授業では、一一九二年に頼朝が征夷大将軍になった時を、鎌倉幕府の成立ということであったが、近年はそうではないようだ。このドラマでも、征夷大将軍になったことはあつかっていたが、それで鎌倉殿の統治・政治が特に変わったということでもない。まあ、近年の歴史学の研究としては、後白河院が亡くなったので、ようやく頼朝にも、それにふさわしい地位が回ってきたということのようだが。
その後白河院であるが、亡くなった。ただ、ドラマを見ていて気になったのは、ナレーションで、そのことを「死」と言っていたことである。ここで、特に皇室敬語を使うべきとは思わないのだが、とはいえ、ちょっとここには違和感がある。
そして、蘇我の五郎と十郎。『曽我物語』は、若い時に、古い古典大系で手にしたことはあるのだが、そう詳しく読むということもなく、そのままになってしまっている。『曽我物語』は、確かに中世の軍記の一つということになる。が、文学史の上では、その近世における受容の方が大きな問題かもしれない。
楽しみで本を読む生活である。『曽我物語』も探せば残っている。これも再度読んでみようかとも思う。
2022年6月6日記
追記 2022年6月14日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年6月14日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「狩りと獲物」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/06/14/9499732
この続きは、
やまもも書斎記 2022年6月14日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「狩りと獲物」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/06/14/9499732
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