歴史探偵「大坂の陣 真田信繁VS.徳川家康」 ― 2023-12-09
2023年12月9日 當山日出夫
歴史探偵 大坂の陣 真田信繁VS.徳川家康
『どうする家康』が、ちょうど大阪の陣なのでそれに合わせた番組の企画ということになる。
VR技術の利用は、番組の作り方としては、臨場感を出すのにはいいけれども、その一方ではたして本当はどうなのだろうかという気もしてくる。とはいえ、見ていてなかなか面白かった。まあ、当時の鉄砲の銃弾の光跡は見えるはずはないのだが。
興味深かったのは、イギリスで当時の大砲の発射実験の様子。実際に砲弾を発射してみて、その威力を確かめている。ただ金属の塊の砲弾である。命中して木の板を打ち破ることはできたようだが、これが、大阪城に打ち込まれたとしていったいどれほどの被害になったのだろうかと思う。
大阪の陣の見方として、徳川と豊臣の戦いというよりも、牢人たちとの戦いであるということは、歴史学としてはそうなのだろうと感じる。真田信繁もその牢人の一人である。
牢人たちの陣小屋の遺跡が発掘されたことは興味深い。
ともあれ、これを見て、以前の『真田丸』を思い出してしまった。
さて、もう今では真田幸村という言い方はしなくなってしまったのだろうか。
2023年12月8日記
歴史探偵 大坂の陣 真田信繁VS.徳川家康
『どうする家康』が、ちょうど大阪の陣なのでそれに合わせた番組の企画ということになる。
VR技術の利用は、番組の作り方としては、臨場感を出すのにはいいけれども、その一方ではたして本当はどうなのだろうかという気もしてくる。とはいえ、見ていてなかなか面白かった。まあ、当時の鉄砲の銃弾の光跡は見えるはずはないのだが。
興味深かったのは、イギリスで当時の大砲の発射実験の様子。実際に砲弾を発射してみて、その威力を確かめている。ただ金属の塊の砲弾である。命中して木の板を打ち破ることはできたようだが、これが、大阪城に打ち込まれたとしていったいどれほどの被害になったのだろうかと思う。
大阪の陣の見方として、徳川と豊臣の戦いというよりも、牢人たちとの戦いであるということは、歴史学としてはそうなのだろうと感じる。真田信繁もその牢人の一人である。
牢人たちの陣小屋の遺跡が発掘されたことは興味深い。
ともあれ、これを見て、以前の『真田丸』を思い出してしまった。
さて、もう今では真田幸村という言い方はしなくなってしまったのだろうか。
2023年12月8日記
「謎の天才「サトシ・ナカモト」」 ― 2023-12-09
2023年12月9日 當山日出夫
市民X 謎の天才「サトシ・ナカモト」
これは、NHKの総合で放送したものを録画してあったのを見た。BS1で完全版の放送があったのだが、これは録画しそびれた。(いずれ再放送があるかもしれない。)
ビットコインとブロックチェーンの話し。サトシ・ナカモトという名前は、他の番組で見て憶えている。
私なりに思ったことを書いてみるならば、ネットワークの世界で、中央集権ではなく、分散型のシステムを構築したとして、それは、ある意味で民主的、平等な世界の実現に近づくと考えることもできる。だが、実際に人間の世の中にそれが現れたとき、どのように人びとが運用するのかというのは、また別の問題があることになる。
マイニングによる動機づけは、結果として、一部の企業による独占的な利益につながることになっている。そして、そこで使われる電力は並大抵のものではない。地球環境レベルの問題でもある。
革新的な技術が、実際の人間の世界でどのように使われるのか、何をもたらすのか、これは、ただ技術だけの問題では解決できない。根本的には、人間とは何であるかという洞察が不可欠になってくるだろう。
番組の中では言及がなかったが、書いた論文や電子メールが残っているなら、その文体の計量的な分析から、書いた人物を推定することはできないのだろうか。が、これも、強いて試みることはないのかもしれない。謎の人物として消えていったならば、それはそれでそっとしておくべきかとも思う。
2023年11月30日記
市民X 謎の天才「サトシ・ナカモト」
これは、NHKの総合で放送したものを録画してあったのを見た。BS1で完全版の放送があったのだが、これは録画しそびれた。(いずれ再放送があるかもしれない。)
ビットコインとブロックチェーンの話し。サトシ・ナカモトという名前は、他の番組で見て憶えている。
私なりに思ったことを書いてみるならば、ネットワークの世界で、中央集権ではなく、分散型のシステムを構築したとして、それは、ある意味で民主的、平等な世界の実現に近づくと考えることもできる。だが、実際に人間の世の中にそれが現れたとき、どのように人びとが運用するのかというのは、また別の問題があることになる。
マイニングによる動機づけは、結果として、一部の企業による独占的な利益につながることになっている。そして、そこで使われる電力は並大抵のものではない。地球環境レベルの問題でもある。
革新的な技術が、実際の人間の世界でどのように使われるのか、何をもたらすのか、これは、ただ技術だけの問題では解決できない。根本的には、人間とは何であるかという洞察が不可欠になってくるだろう。
番組の中では言及がなかったが、書いた論文や電子メールが残っているなら、その文体の計量的な分析から、書いた人物を推定することはできないのだろうか。が、これも、強いて試みることはないのかもしれない。謎の人物として消えていったならば、それはそれでそっとしておくべきかとも思う。
2023年11月30日記
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