未来予測反省会「石油は30年でなくなる!?」2024-05-07

2024年5月7日 當山日出夫

未来予測反省会「石油は30年でなくなる!?」

三月に放送があって録画しておいたものだが、先日、再放送があったので、見てみることにした。

そういえば、私の若いころには、石油資源は近い将来に枯渇すると言われていたのを思い出す。

石油ショックがあったのは、私が中学生のころだったろうか。このときは、石油の枯渇ということではなく、中東などの産油国の国際社会における発言権が増したということが、主な要因であったということになるのだが。これ以来、原油価格は高騰することになる。石油を始めとする資源が、国家間の競争材料として使われることになる。

石油の枯渇を予想するモデルは、興味深い。確かにアメリカにおける石油の生産量については、ある意味であたっていたことになる。しかし、シェールオイルの利用が可能になったことによって、今ではアメリカが世界最大の産油国になった。シェールオイルのことが話題になり始めたころ、たしか、その原価が話題になったかと憶えている。シェールオイルは、採掘するのにコストがかかる。国際的な原油か価格がある一定以上でないと採算がとれない。このあたりをにらんで、現在では、中東などの産油国は、生産量を調整することになったということもあるのだろう。

未来予測は何故はずれたかを考えることは、意味のあることかもしれない。

現在の重要な未来予測は、地球温暖化である。これは、はずれることはない……かもしれない。少なくとも今のまま、化石燃料を使ってCO2を排出し続けていくならば、たぶんそうなるだろう。

だが、これも、これからの世界情勢の劇的な変化で、どうなるかわからないかもしれない。そんなふうになったら、おそらく日本という国はほろんでいるかもしれないが。

2024年5月6日記

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