NDLのコンテンツは誰のものか ― 2009-11-10
2009-11-10 當山日出夫
NDL(国立国会図書館)のオンラインサービスを考えていくと、最終的にいきつくところは、そのコンテンツは、いった誰のものであるのか、というあたりに行きそうである。
あらかじめ、ことわっておかねばならないのは、誰のものであるのか、ということと、何のために利用可能であるのか、ということは、とりあえず別の問題である。しかし、密接に関連する。
NDLのコンテンツという視点から見た場合、それは、国民のものだろう。少なくとも、いまの常識的判断からするならば。国家のものであるというよりも、主権者たる国民のものであり、それを集中的に管理する機関として、NDLがある……というのが、大方の理解であると考える。
ならば、誰でもが、それを使えるか。もちろん使える。利用規程によって、国民のすべてにひらかれている。
だが、これは、基本的に「本」に限られる。(保存が重要である貴重書もあるが、これも、基本は、公開と考えておくべきであろう。本来は公開しなければならないが、保存のために、あえて非公開の手段をとらざるをえない。)
では、それが、デジタルコンテンツとなった場合、国民すべてに、ひらかれているか……となると、問題が多い。もちろん、著作権の問題がからんでくるからである。
ところで、パブリックドメインのものがある。著作権のきれたもの、である。著作権のきれたものについて、たとえば、近代以降の出版物であれば、何も近代デジタルライブラリーばかりではない。他に、デジタル画像のコンテンツのサイトはある。
例:うわづら文庫
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura.html
それから、貴重書画像データ。特に浮世絵のたぐい。これにあまりに厳格な利用規程をあてはめるのはどうであろうか。版画である以上、同じものが、日本・世界に存在する。いくら、国会図書館が、厳重にガードしたとしても、ほぼ同一内容のものが、海外の美術館・博物館で、自由に利用可能、ということもないではない。まったく自由とまではいかなくても、かなり自由で、商業的利用も可能となった場合、日本で制作のコンテンツは、取り残される。
ただ、日本国内で、国内の規定で、作っているにすぎない。だが、だれも、利用しない(いや、利用しようにもできない。)
それが、芸術・創造活動にかかわるものであるとして、まさに、今の我々の時代に生きて、生活のなかに活用されてこそ意味がある。所蔵という名のもとにおける死蔵におわっては、何の意味もない。
コンテンツは誰のものであるのか。著作権者がその著作権を守るためだけにあるものである。これもひとつの考え方であろう。
一方で、著作権はまもりつつも、そのコンテンツが、より社会の創造・表現活動を活性化する方向に利活用できないものか、そうであってこそ、よりコンテンツの価値も高まる、このような発想もあっていいだろう。
ここで、いきなり飛躍していえば、グーグルブックサーチは、コンテンツ産業を衰退させるであろうか、いや、逆に活性化させるであろうか。その根底的な問いかけのなかに、NDLのデジタルコンテンツの有効利用の問いかけもある、と考える次第である。
當山日出夫(とうやまひでお)
NDL(国立国会図書館)のオンラインサービスを考えていくと、最終的にいきつくところは、そのコンテンツは、いった誰のものであるのか、というあたりに行きそうである。
あらかじめ、ことわっておかねばならないのは、誰のものであるのか、ということと、何のために利用可能であるのか、ということは、とりあえず別の問題である。しかし、密接に関連する。
NDLのコンテンツという視点から見た場合、それは、国民のものだろう。少なくとも、いまの常識的判断からするならば。国家のものであるというよりも、主権者たる国民のものであり、それを集中的に管理する機関として、NDLがある……というのが、大方の理解であると考える。
ならば、誰でもが、それを使えるか。もちろん使える。利用規程によって、国民のすべてにひらかれている。
だが、これは、基本的に「本」に限られる。(保存が重要である貴重書もあるが、これも、基本は、公開と考えておくべきであろう。本来は公開しなければならないが、保存のために、あえて非公開の手段をとらざるをえない。)
では、それが、デジタルコンテンツとなった場合、国民すべてに、ひらかれているか……となると、問題が多い。もちろん、著作権の問題がからんでくるからである。
ところで、パブリックドメインのものがある。著作権のきれたもの、である。著作権のきれたものについて、たとえば、近代以降の出版物であれば、何も近代デジタルライブラリーばかりではない。他に、デジタル画像のコンテンツのサイトはある。
例:うわづら文庫
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura.html
それから、貴重書画像データ。特に浮世絵のたぐい。これにあまりに厳格な利用規程をあてはめるのはどうであろうか。版画である以上、同じものが、日本・世界に存在する。いくら、国会図書館が、厳重にガードしたとしても、ほぼ同一内容のものが、海外の美術館・博物館で、自由に利用可能、ということもないではない。まったく自由とまではいかなくても、かなり自由で、商業的利用も可能となった場合、日本で制作のコンテンツは、取り残される。
ただ、日本国内で、国内の規定で、作っているにすぎない。だが、だれも、利用しない(いや、利用しようにもできない。)
それが、芸術・創造活動にかかわるものであるとして、まさに、今の我々の時代に生きて、生活のなかに活用されてこそ意味がある。所蔵という名のもとにおける死蔵におわっては、何の意味もない。
コンテンツは誰のものであるのか。著作権者がその著作権を守るためだけにあるものである。これもひとつの考え方であろう。
一方で、著作権はまもりつつも、そのコンテンツが、より社会の創造・表現活動を活性化する方向に利活用できないものか、そうであってこそ、よりコンテンツの価値も高まる、このような発想もあっていいだろう。
ここで、いきなり飛躍していえば、グーグルブックサーチは、コンテンツ産業を衰退させるであろうか、いや、逆に活性化させるであろうか。その根底的な問いかけのなかに、NDLのデジタルコンテンツの有効利用の問いかけもある、と考える次第である。
當山日出夫(とうやまひでお)
やっとネコの本の封筒を送った ― 2009-11-10
2009-11-10 當山日出夫
学会やあれやこれやで忘れてしまっていた、ネコの本(田中貴子さん)、昨日、ようやく、返信用封筒を送った。後は、無事にとどきますように……
ところで、我が家のよいこたち(黒ネコ、複数形)であるが、冬になって寒くなって、あたたかな、ほかほかカーペットのうえで、ならんで寝ている姿ほど、「平和」を感じるときはないのである。そう、ネコというのは、「平和」を実感させてくれる生き物なのである。
しかし、いくら「平和」であるからといって、あまりにも、だらしなく、の~んびりしすぎの状態となると「平和ぼけ」に近くなる……
當山日出夫(とうやまひでお)
学会やあれやこれやで忘れてしまっていた、ネコの本(田中貴子さん)、昨日、ようやく、返信用封筒を送った。後は、無事にとどきますように……
ところで、我が家のよいこたち(黒ネコ、複数形)であるが、冬になって寒くなって、あたたかな、ほかほかカーペットのうえで、ならんで寝ている姿ほど、「平和」を感じるときはないのである。そう、ネコというのは、「平和」を実感させてくれる生き物なのである。
しかし、いくら「平和」であるからといって、あまりにも、だらしなく、の~んびりしすぎの状態となると「平和ぼけ」に近くなる……
當山日出夫(とうやまひでお)
『群像』の特集:活版印刷の記憶 ― 2009-11-12
2009-11-12 當山日出夫
文芸誌『群像』(講談社)の2009年12月号は、「特集:活版印刷の記憶」となっている。もはや文芸誌など買わない私であるが、この特集号だけは、オンライン書店てすぐに注文して買ってしまってある。(いま、手元にある。)
次号から、オフセット印刷。活版は、今号が最後とのこと。で、確かに触ってみてみると、活版である。ただし、本文のみである。広告などは、オフセット。
まず、おどろいたのは、まだ、活版印刷を続けていたのか……ということ。いくら、文芸誌だからといって、作家のみなさんが、全員、原稿用紙に万年筆というわけではあるまいに、ワープロ入稿の原稿は、どのように処理していたのだろう。自動の文選・組版の機械というのはないわけであるし。
しかし、これも時代の流れだろう。もし、活版印刷を維持しようと思っても、その基盤がもはや絶滅している。文選・組版・印刷の技術は、かろうじて残っているかもしれない。しかし、そのもとになる活字を作る技術が、消え去ろうとしている。母型をつくることがもはやできない。その技術の現場が滅び去ろうとしている。また、文字のデザイン自体が、コンピュータ製版用のデザインに変わってきている。
活字、その一つ一つは、実は、消耗品なのである。大量の印刷の組版の活字を、もう一回、もとの棚にもどす、ということは、しない。一度、本を組んだ活字は、もとの鉛にしてしまって、新しく母型から作る。その母型が無くなったら、もう、新しい活字は作れない。
ともあれ、原稿用紙に万年筆であれ、パソコンでWordで書いたファイルであれ、日本語を書いたものにはちがいない。それで、作品のテキストが異なる、というなら、それも一つの価値観にはちがいない。しかし、それは、私には、滅び行く活版印刷=職人の手作業=高級な純文学文芸誌、という図式がどこかにあるように思えてならない。(単なる偏見か)。
電子ブックの時代、Amazonがキンドルを出すのと、時をおなじうして、活版が消え去るというのも、時代の流れである。私が読みたいのは、消えゆく活版への哀惜ではない。きたるべき、電子ブックの時代における、文芸作品のビジネスモデルの提言である。
作家が、原稿用紙に万年筆であること(これは、各人の自由である)と、本にするときに活版であるかオフセットであるか、さらには、組版データから電子ブックへの展開を考えるのか、そして、はじめから、デジタルメディアでの文学にむかうのか、いま、これこそが、考えるべきことである。
當山日出夫(とうやまひでお)
文芸誌『群像』(講談社)の2009年12月号は、「特集:活版印刷の記憶」となっている。もはや文芸誌など買わない私であるが、この特集号だけは、オンライン書店てすぐに注文して買ってしまってある。(いま、手元にある。)
次号から、オフセット印刷。活版は、今号が最後とのこと。で、確かに触ってみてみると、活版である。ただし、本文のみである。広告などは、オフセット。
まず、おどろいたのは、まだ、活版印刷を続けていたのか……ということ。いくら、文芸誌だからといって、作家のみなさんが、全員、原稿用紙に万年筆というわけではあるまいに、ワープロ入稿の原稿は、どのように処理していたのだろう。自動の文選・組版の機械というのはないわけであるし。
しかし、これも時代の流れだろう。もし、活版印刷を維持しようと思っても、その基盤がもはや絶滅している。文選・組版・印刷の技術は、かろうじて残っているかもしれない。しかし、そのもとになる活字を作る技術が、消え去ろうとしている。母型をつくることがもはやできない。その技術の現場が滅び去ろうとしている。また、文字のデザイン自体が、コンピュータ製版用のデザインに変わってきている。
活字、その一つ一つは、実は、消耗品なのである。大量の印刷の組版の活字を、もう一回、もとの棚にもどす、ということは、しない。一度、本を組んだ活字は、もとの鉛にしてしまって、新しく母型から作る。その母型が無くなったら、もう、新しい活字は作れない。
ともあれ、原稿用紙に万年筆であれ、パソコンでWordで書いたファイルであれ、日本語を書いたものにはちがいない。それで、作品のテキストが異なる、というなら、それも一つの価値観にはちがいない。しかし、それは、私には、滅び行く活版印刷=職人の手作業=高級な純文学文芸誌、という図式がどこかにあるように思えてならない。(単なる偏見か)。
電子ブックの時代、Amazonがキンドルを出すのと、時をおなじうして、活版が消え去るというのも、時代の流れである。私が読みたいのは、消えゆく活版への哀惜ではない。きたるべき、電子ブックの時代における、文芸作品のビジネスモデルの提言である。
作家が、原稿用紙に万年筆であること(これは、各人の自由である)と、本にするときに活版であるかオフセットであるか、さらには、組版データから電子ブックへの展開を考えるのか、そして、はじめから、デジタルメディアでの文学にむかうのか、いま、これこそが、考えるべきことである。
當山日出夫(とうやまひでお)
土方巽 舞踏 大解剖 4 疱瘡譚[土方巽最高傑作]全編上映 ― 2009-11-12
2009-11-12 當山日出夫
勝手に宣伝。御都合のつく方は、どうぞ。
===================================
土方巽 舞踏 大解剖 4 疱瘡譚[土方巽最高傑作]全編上映
http://d.hatena.ne.jp/p-butoh/20091111
2009年12月2日[水]
16:30–19:30[開場 16:00]
慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎 シンポジウム・スペース
プログラム
〈疱瘡譚〉16 mmフィルム上映(95分) Story of Smallpox - 16 mm film showing
構成・演出・振付・主演|土方巽 ■ 出演|芦川羊子、小林嵯峨、仁村桃子、黒崎翠、吉野弘子、玉野黄市、青柳和男、和栗由紀夫、雨宮光一、佐藤皓一、ほか ■ 監督・撮影|大内田圭弥 ■ 1972年10月26日 アートシアター新宿文化 Coreographed and Performanced by Hijikata Tatsumi, Filmed by Ouchida Keiya (October 26, 1972)
トーク・セッション Round-table: Waguri Yukio - Morishita Takashi - Kosuge Hayato
和栗由紀夫(好善社 主宰)、森下隆(慶應義塾大学アート・センター 土方巽アーカイヴ)、小菅隼人(慶應義塾大学 理工学部 外国語総合教育教室)
===================================
當山日出夫(とうやまひでお)
勝手に宣伝。御都合のつく方は、どうぞ。
===================================
土方巽 舞踏 大解剖 4 疱瘡譚[土方巽最高傑作]全編上映
http://d.hatena.ne.jp/p-butoh/20091111
2009年12月2日[水]
16:30–19:30[開場 16:00]
慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎 シンポジウム・スペース
プログラム
〈疱瘡譚〉16 mmフィルム上映(95分) Story of Smallpox - 16 mm film showing
構成・演出・振付・主演|土方巽 ■ 出演|芦川羊子、小林嵯峨、仁村桃子、黒崎翠、吉野弘子、玉野黄市、青柳和男、和栗由紀夫、雨宮光一、佐藤皓一、ほか ■ 監督・撮影|大内田圭弥 ■ 1972年10月26日 アートシアター新宿文化 Coreographed and Performanced by Hijikata Tatsumi, Filmed by Ouchida Keiya (October 26, 1972)
トーク・セッション Round-table: Waguri Yukio - Morishita Takashi - Kosuge Hayato
和栗由紀夫(好善社 主宰)、森下隆(慶應義塾大学アート・センター 土方巽アーカイヴ)、小菅隼人(慶應義塾大学 理工学部 外国語総合教育教室)
===================================
當山日出夫(とうやまひでお)
第15回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」プログラム ― 2009-11-13
2009-11-13 當山日出夫
第15回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」の案内が来ましたので、掲載します。
============================================
【主 催】第15回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」実行委員会
【共 催】大学院教育改革支援プログラム
「文化情報リテラシーを駆使する専門家の養成」
(神戸大学大学院国際文化学研究科)
【共 催】メディア文化研究センター
(神戸大学大学院国際文化学研究科)
【後 援】人文系データベース協議会
【開催日】2009年11月28日(土)
【会 場】神戸大学国際文化学部F棟
(神戸市灘区鶴甲1-2-1 鶴甲第1キャンパス)
キャンパスマップ・アクセス:
http://web.cla.kobe-u.ac.jp/static/maps.html
http://www.kobe-u.ac.jp/info/access/rokko/kokusaibunka.htm
【参加費】(論文集代含む)
一般:1,500円、学生:500円、事前申し込み不要
【懇親会】会費:3,000円
【プログラム】
受付 10:00~
10:30~10:40 開会挨拶 実行委員長:森下淳也(神戸大学)
★ 自由論題報告
10:40~11:10 田中順子、森下淳也(神戸大学)、中島和子(トロント大学)
「継承語教育文献データベースの構築」
11:10~11:40 永田良茂
「日本語の起源、解明方法と数値評価」
11:40~12:10 モクタリ明子(神戸大学)、
ニック・キャンベル(ダブリン大学)、
田畑安希子(神戸大学)
「表現豊かな自然発話コーパスのアクセスについて」
昼休み(12:10~13:30)
招待講演 座長:岡田浩樹(神戸大学)
13:30~14:30 久保正敏(国立民族学博物館教授)
「国立民族学博物館におけるデジタルアーカイブズ」
Coffee Break
★ 自由論題報告
14:50~15:20 山元啓史(東京工業大学)
「和歌解析用MeCab辞書の開発
―八代集解析済みコーパスによる学習―」
15:20~15:50 安藤 秀明, 秋吉 信吾, 竹内 和広(大阪電気通信大学)
「作文指導に向けた表現データベースの構築と表現評価指標の検討」
15:50~16:20 生田敦司(大谷大学),杉山正治(立命館大学),柴田みゆき(大谷大学),齋藤晋(国際日本文化研究センター),宮下晴輝(大谷大学)
「『古事記』学術支援データベースの構築
―系図表示システムにおけるデータ構造の検討―」
16:20~16:50 小沢一雅(大阪電気通信大学)
「古事記崩年干支についての疑念」
16:50~16:55 閉会挨拶
17:20~19:20 懇親会
【昼食に関するお断り】
神戸大学の場所は六甲山への登り口に当ります。
周りには飲食店などがございませんのでお弁当を持参の上、お越し下さい。
飲食場所とお茶の用意をさせて頂きます。
【シンポジウム事務局】
清光 英成
神戸大学大学院国際文化学研究科
〒675-8501 神戸市灘区鶴甲1-2-1
kiyomitu■kobe-u.ac.jp
【ホームページ】
http://www.osakac.ac.jp/jinbun-db/5.html
http://www2.cla.kobe-u.ac.jp/cmec/jinbunsympo2009/
【シンポジウム実行委員会】
実行委員長:森下 淳也(神戸大学)
実行委員 :岡田 浩樹(神戸大学)
定延 利之(神戸大学)
清光 英成(神戸大学)
小森 政嗣(大阪電気通信大学)
=============================================
當山日出夫(とうやまひでお)
第15回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」の案内が来ましたので、掲載します。
============================================
【主 催】第15回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」実行委員会
【共 催】大学院教育改革支援プログラム
「文化情報リテラシーを駆使する専門家の養成」
(神戸大学大学院国際文化学研究科)
【共 催】メディア文化研究センター
(神戸大学大学院国際文化学研究科)
【後 援】人文系データベース協議会
【開催日】2009年11月28日(土)
【会 場】神戸大学国際文化学部F棟
(神戸市灘区鶴甲1-2-1 鶴甲第1キャンパス)
キャンパスマップ・アクセス:
http://web.cla.kobe-u.ac.jp/static/maps.html
http://www.kobe-u.ac.jp/info/access/rokko/kokusaibunka.htm
【参加費】(論文集代含む)
一般:1,500円、学生:500円、事前申し込み不要
【懇親会】会費:3,000円
【プログラム】
受付 10:00~
10:30~10:40 開会挨拶 実行委員長:森下淳也(神戸大学)
★ 自由論題報告
10:40~11:10 田中順子、森下淳也(神戸大学)、中島和子(トロント大学)
「継承語教育文献データベースの構築」
11:10~11:40 永田良茂
「日本語の起源、解明方法と数値評価」
11:40~12:10 モクタリ明子(神戸大学)、
ニック・キャンベル(ダブリン大学)、
田畑安希子(神戸大学)
「表現豊かな自然発話コーパスのアクセスについて」
昼休み(12:10~13:30)
招待講演 座長:岡田浩樹(神戸大学)
13:30~14:30 久保正敏(国立民族学博物館教授)
「国立民族学博物館におけるデジタルアーカイブズ」
Coffee Break
★ 自由論題報告
14:50~15:20 山元啓史(東京工業大学)
「和歌解析用MeCab辞書の開発
―八代集解析済みコーパスによる学習―」
15:20~15:50 安藤 秀明, 秋吉 信吾, 竹内 和広(大阪電気通信大学)
「作文指導に向けた表現データベースの構築と表現評価指標の検討」
15:50~16:20 生田敦司(大谷大学),杉山正治(立命館大学),柴田みゆき(大谷大学),齋藤晋(国際日本文化研究センター),宮下晴輝(大谷大学)
「『古事記』学術支援データベースの構築
―系図表示システムにおけるデータ構造の検討―」
16:20~16:50 小沢一雅(大阪電気通信大学)
「古事記崩年干支についての疑念」
16:50~16:55 閉会挨拶
17:20~19:20 懇親会
【昼食に関するお断り】
神戸大学の場所は六甲山への登り口に当ります。
周りには飲食店などがございませんのでお弁当を持参の上、お越し下さい。
飲食場所とお茶の用意をさせて頂きます。
【シンポジウム事務局】
清光 英成
神戸大学大学院国際文化学研究科
〒675-8501 神戸市灘区鶴甲1-2-1
kiyomitu■kobe-u.ac.jp
【ホームページ】
http://www.osakac.ac.jp/jinbun-db/5.html
http://www2.cla.kobe-u.ac.jp/cmec/jinbunsympo2009/
【シンポジウム実行委員会】
実行委員長:森下 淳也(神戸大学)
実行委員 :岡田 浩樹(神戸大学)
定延 利之(神戸大学)
清光 英成(神戸大学)
小森 政嗣(大阪電気通信大学)
=============================================
當山日出夫(とうやまひでお)
『Twitter社会論』 ― 2009-11-14
2009-11-14 當山日出夫
津田大介.『Twitter社会論』(新書y).洋泉社.2009
http://www.yosensha.co.jp/book/b50766.html
すでに、この本については、膨大なTwitterでのつぶやきがある。もちろん、ブログでの言及も。
ただ、強いて比較のうえでもちだすならば、『仕事で使える!Twitter超入門』(小川浩.青春出版社)と、読み比べるといい。実際にTwitterをつかうノウハウ本としては、(現時点では)小川浩の本がいい。たとえば、
これだけは知っておきたツィッターの5つのマナー
として、つぎの5つのことが記してある(pp.83-87)
1.職場や教室にいるときと同じくらい、フレンドリーな態度を忘れない
2.公の場所であることを意識しよう
3.対話しよう
4.話題を考えよう
5.投稿頻度にも気をつけよう
だが、あえて言えば、これは、SNS的な発想であるとも言えるかもしれない。これと比べて、今回の本『Twitter社会論』の最後(おわりに)の記述。著者は、Twitterを「P2P」と位置づけたうえで、次のように記す。
>>>>>
こうしたツィッターの本質は、ある程度フォローする人数を増やさなければ理解することができないだろう。友人中心でフォローし、その数も50くらいまでだと、既存のSNSとの違いはほとんどわからない。ツィッターの独自性が理解できるのは、知り合い以外も含めて100人以上フォローするあたりからだ。そうすると、新聞やテレビなどのメディアを見るような感覚でツィッターを楽しめるようになってくる。
そしてタイムラインの景色が変わるのが、フォロー数300~500を越えるあたりだ。ここまでフォロー数が増えると、情報の流れが速いため、「タイムライン上の情報はすべて見なければならない」といった強迫観念から解放され、後はツィッターにアクセスしたその時々の出来事や思考という、リアルタイムの情報の流れに身を委ねればいい。
(p.189)
<<<<
さて、ここで考えること……「Twitterの正しい使い方」というのはあるのだろうか(常識的レベルのことはとりあえず別にして)。
SNS的なつかかたもできるが、また、『Twitter社会論』でいうように、TL(タイムライン)に身をまかせてしまうようなつかかたもできる。そのように柔軟な利用を可能にしているのが、Twitterのアーキテクチャなのだと思う。
私は、こういう使い方をしています。我々はこう使うようにしよう。これは言えるだろう。しかし、こう使わなければならない、ということではないように思うのである。
當山日出夫(とうやまひでお)
津田大介.『Twitter社会論』(新書y).洋泉社.2009
http://www.yosensha.co.jp/book/b50766.html
すでに、この本については、膨大なTwitterでのつぶやきがある。もちろん、ブログでの言及も。
ただ、強いて比較のうえでもちだすならば、『仕事で使える!Twitter超入門』(小川浩.青春出版社)と、読み比べるといい。実際にTwitterをつかうノウハウ本としては、(現時点では)小川浩の本がいい。たとえば、
これだけは知っておきたツィッターの5つのマナー
として、つぎの5つのことが記してある(pp.83-87)
1.職場や教室にいるときと同じくらい、フレンドリーな態度を忘れない
2.公の場所であることを意識しよう
3.対話しよう
4.話題を考えよう
5.投稿頻度にも気をつけよう
だが、あえて言えば、これは、SNS的な発想であるとも言えるかもしれない。これと比べて、今回の本『Twitter社会論』の最後(おわりに)の記述。著者は、Twitterを「P2P」と位置づけたうえで、次のように記す。
>>>>>
こうしたツィッターの本質は、ある程度フォローする人数を増やさなければ理解することができないだろう。友人中心でフォローし、その数も50くらいまでだと、既存のSNSとの違いはほとんどわからない。ツィッターの独自性が理解できるのは、知り合い以外も含めて100人以上フォローするあたりからだ。そうすると、新聞やテレビなどのメディアを見るような感覚でツィッターを楽しめるようになってくる。
そしてタイムラインの景色が変わるのが、フォロー数300~500を越えるあたりだ。ここまでフォロー数が増えると、情報の流れが速いため、「タイムライン上の情報はすべて見なければならない」といった強迫観念から解放され、後はツィッターにアクセスしたその時々の出来事や思考という、リアルタイムの情報の流れに身を委ねればいい。
(p.189)
<<<<
さて、ここで考えること……「Twitterの正しい使い方」というのはあるのだろうか(常識的レベルのことはとりあえず別にして)。
SNS的なつかかたもできるが、また、『Twitter社会論』でいうように、TL(タイムライン)に身をまかせてしまうようなつかかたもできる。そのように柔軟な利用を可能にしているのが、Twitterのアーキテクチャなのだと思う。
私は、こういう使い方をしています。我々はこう使うようにしよう。これは言えるだろう。しかし、こう使わなければならない、ということではないように思うのである。
當山日出夫(とうやまひでお)
Wikimediaカンファレンスの用意など ― 2009-11-15
2009-11-15 當山日出夫
これから、なんだかんだと忙しい。忙しいのは常のこととしても、週末が、学会などの用事がはいるとおちついて本が読んでいられない。次の次の週の授業の用意までしておかないといけない。いくら、前年度のつかいまわしといっても、その時々の状況に応じて手を加えないといけない。あたらしく今年からというのもあるし。
まずは、Wikimediaカンファレンス2009の用意。どんな人たちがあつまるかわからない、というのは、とても不安。Wikipedia礼賛というわけにもいかないし(現状では、無理であるが)、また、全否定もできない(そのようには思わない。)
Wikipediaが、今の(日本の)人文学に問いかけるもの、というような方向で考えてみようかと思っている。基本の路線は、つぎの二つにする予定。
第一に、これは私の持論であるが、人文学の知というのは、その継承のなかにある。何かを教えているのだが、その本質は、教え方を教えている、と考えた方がいいかと思う。ただ、このあたり、近代的な制度としての学問と、東洋に伝統的な芸能世界とを、区別できないでいる、というあたり、自分ながら、うまく整理できていない。しかし、このような方向からの発想もありだろう。
第二に、Wikipediaもまた、集合知のなかの一つであるという認識。その外にある知の集合には、リアル(書籍)もあれば、WEBもある。一蓮托生、運命共同体。さらにいえば、Wikipediaの質を高めるためには、全体が向上しなければならないだろう。Wikipediaだけが、他にぬきんでて、ということはありえない。ここまでは一般論。日本の場合の個別の論でいえば、なぜ、「オタク」的項目が、かくも充実しているのか。それは、Wikipediaが、ひとつのメディアであるから、ということであろうか。メディア論としての、Wikipedia、あるいは、「百科事典」という方向のアプローチもあるにちがいない。
「こたえ」をもとめての会合ではない、と認識している。いろんな立場の人間があつまって、さらに多様な問題点を出し合うことの方が、より重要だろう。それを基盤にしないことには、次のステップはありえない。
ところで、『ニューズウィーク日本版』(2009-11-18)、特集:本と雑誌と新聞の未来。非常に刺激的である。引用したい箇所もあるが、もうすこし、整理できてからと思っている。
當山日出夫(とうやまひでお)
これから、なんだかんだと忙しい。忙しいのは常のこととしても、週末が、学会などの用事がはいるとおちついて本が読んでいられない。次の次の週の授業の用意までしておかないといけない。いくら、前年度のつかいまわしといっても、その時々の状況に応じて手を加えないといけない。あたらしく今年からというのもあるし。
まずは、Wikimediaカンファレンス2009の用意。どんな人たちがあつまるかわからない、というのは、とても不安。Wikipedia礼賛というわけにもいかないし(現状では、無理であるが)、また、全否定もできない(そのようには思わない。)
Wikipediaが、今の(日本の)人文学に問いかけるもの、というような方向で考えてみようかと思っている。基本の路線は、つぎの二つにする予定。
第一に、これは私の持論であるが、人文学の知というのは、その継承のなかにある。何かを教えているのだが、その本質は、教え方を教えている、と考えた方がいいかと思う。ただ、このあたり、近代的な制度としての学問と、東洋に伝統的な芸能世界とを、区別できないでいる、というあたり、自分ながら、うまく整理できていない。しかし、このような方向からの発想もありだろう。
第二に、Wikipediaもまた、集合知のなかの一つであるという認識。その外にある知の集合には、リアル(書籍)もあれば、WEBもある。一蓮托生、運命共同体。さらにいえば、Wikipediaの質を高めるためには、全体が向上しなければならないだろう。Wikipediaだけが、他にぬきんでて、ということはありえない。ここまでは一般論。日本の場合の個別の論でいえば、なぜ、「オタク」的項目が、かくも充実しているのか。それは、Wikipediaが、ひとつのメディアであるから、ということであろうか。メディア論としての、Wikipedia、あるいは、「百科事典」という方向のアプローチもあるにちがいない。
「こたえ」をもとめての会合ではない、と認識している。いろんな立場の人間があつまって、さらに多様な問題点を出し合うことの方が、より重要だろう。それを基盤にしないことには、次のステップはありえない。
ところで、『ニューズウィーク日本版』(2009-11-18)、特集:本と雑誌と新聞の未来。非常に刺激的である。引用したい箇所もあるが、もうすこし、整理できてからと思っている。
當山日出夫(とうやまひでお)
JADSのエル・ライブラリー見学会 ― 2009-11-16
2009-11-16 當山日出夫
アート・ドキュメンテーション学会関西地区部会の案内を掲載します。ARGでも話題になっていた、エル・ライブラリーの見学会です。
===================================
アート・ドキュメンテーション学会関西地区部会
2009年度第2回(通算104回)研究会案内
論 題:MLA融合型図書館エル・ライブラリーについて
発表者:谷合佳代子氏(エル・ライブラリー)
日 時:2010年01月23日(土) 15:00~17:00
会 場:エル・ライブラリー TEL: 06-6947-7722
大阪市中央区北浜東3-14 エル・おおさか(府立労働センター)4階(ただし、集合場所は同建物11階、連合大阪会議室)/京阪・地下鉄谷町線、天満橋駅下車、西へ約300メートル。もしくは、京阪北浜駅下車、東へ約500メートル
http://shaunkyo.jp/
共 催:記録管理学会
申 込:氏名、所属、連絡先(メールアドレスおよび電話番号)、主催団体の会員の場合はその団体名を明記の上、下記まで、メールで連絡下さい。
田窪直規(関西地区部会長) Mail: takubo■msa.kindai.ac.jp
会 費:200円(非会員400円)
概 要:
エル・ライブラリーは労働資料に特化した専門図書館である。この図書館の特徴は、労働問題や労働運動に関する図書や雑誌のほか、労働組合の議事録など、労働運動を研究する際に重要となる文書類(アーカイブズ)や労働運動に関連する文化財までをも集めているところにある。最近、博物館(Museums)、図書館(Libraries)、文書館(Archives)の連携、融合が注目されているが、この図書館はまさにMLA融合型図書館といえ、その意味で非常に興味深い。
研究会では、エル・ライブラリー館長の谷合氏より、この図書館の概要について伺い、その後見学し、最後に質疑応答を行いたい。
なお、この図書館は、橋下府政改革により、大阪府の補助金をカットされ、それにともない大阪市の補助金をもカットされ、現在自立で運営されている。当日は、この点の話をも伺い、自治体の学術・文化政策についてもディスカッションできれば幸いである。
===================================
當山日出夫(とうやまひでお)
アート・ドキュメンテーション学会関西地区部会の案内を掲載します。ARGでも話題になっていた、エル・ライブラリーの見学会です。
===================================
アート・ドキュメンテーション学会関西地区部会
2009年度第2回(通算104回)研究会案内
論 題:MLA融合型図書館エル・ライブラリーについて
発表者:谷合佳代子氏(エル・ライブラリー)
日 時:2010年01月23日(土) 15:00~17:00
会 場:エル・ライブラリー TEL: 06-6947-7722
大阪市中央区北浜東3-14 エル・おおさか(府立労働センター)4階(ただし、集合場所は同建物11階、連合大阪会議室)/京阪・地下鉄谷町線、天満橋駅下車、西へ約300メートル。もしくは、京阪北浜駅下車、東へ約500メートル
http://shaunkyo.jp/
共 催:記録管理学会
申 込:氏名、所属、連絡先(メールアドレスおよび電話番号)、主催団体の会員の場合はその団体名を明記の上、下記まで、メールで連絡下さい。
田窪直規(関西地区部会長) Mail: takubo■msa.kindai.ac.jp
会 費:200円(非会員400円)
概 要:
エル・ライブラリーは労働資料に特化した専門図書館である。この図書館の特徴は、労働問題や労働運動に関する図書や雑誌のほか、労働組合の議事録など、労働運動を研究する際に重要となる文書類(アーカイブズ)や労働運動に関連する文化財までをも集めているところにある。最近、博物館(Museums)、図書館(Libraries)、文書館(Archives)の連携、融合が注目されているが、この図書館はまさにMLA融合型図書館といえ、その意味で非常に興味深い。
研究会では、エル・ライブラリー館長の谷合氏より、この図書館の概要について伺い、その後見学し、最後に質疑応答を行いたい。
なお、この図書館は、橋下府政改革により、大阪府の補助金をカットされ、それにともない大阪市の補助金をもカットされ、現在自立で運営されている。当日は、この点の話をも伺い、自治体の学術・文化政策についてもディスカッションできれば幸いである。
===================================
當山日出夫(とうやまひでお)
NAVER:岡本真さんのインタビュー ― 2009-11-18
2009-11-18 當山日出夫
岡本真さん(ARG)のインタビューが載っている。とりあえず紹介しておきたい。じっくり読むには時間がかかりそうなのであるが、まずは。
NAVER アドバイザリーボード
http://advisory.naver.jp/4
ざっと読んだ限りでも、ものすごく刺激的。おすすめ。
當山日出夫(とうやまひでお)
岡本真さん(ARG)のインタビューが載っている。とりあえず紹介しておきたい。じっくり読むには時間がかかりそうなのであるが、まずは。
NAVER アドバイザリーボード
http://advisory.naver.jp/4
ざっと読んだ限りでも、ものすごく刺激的。おすすめ。
當山日出夫(とうやまひでお)
じんもんこん2009事前申し込み ― 2009-11-19
2009-11-19 當山日出夫
今年の「じんもんこん2009」シンポジウム、すでに、事前申し込みがはじまっている。
人文科学とコンピュータシンポジウム 「じんもんこん2009」
デジタル・ヒューマニティーズの可能性
2009年12月18・19日
立命館大学 びわこ・くさつキャンパス「エポック立命21」
http://www.jinmoncom.jp/sympo2009/
http://www.ipsj.or.jp/02moshikomi/event/event-CH2009.html
さっそく申し込んだが、1ケタの番号はとれなかった。残念(^^;)
當山日出夫(とうやまひでお)
今年の「じんもんこん2009」シンポジウム、すでに、事前申し込みがはじまっている。
人文科学とコンピュータシンポジウム 「じんもんこん2009」
デジタル・ヒューマニティーズの可能性
2009年12月18・19日
立命館大学 びわこ・くさつキャンパス「エポック立命21」
http://www.jinmoncom.jp/sympo2009/
http://www.ipsj.or.jp/02moshikomi/event/event-CH2009.html
さっそく申し込んだが、1ケタの番号はとれなかった。残念(^^;)
當山日出夫(とうやまひでお)
最近のコメント