Twitter中継を見ながら2009-10-01

2009-10-01 當山日出夫

d-log.セミナー
長尾真氏・円城塔氏『言語とはなにか-書く、伝える、遺す』

http://www.d-labo-midtown.com/d-log-detail.php?id=172

いま、リアルタイムで、Twitter中継をみながら、書いている。もう、これから、研究会を始めるときには、ハッシュタグを決めてからでないと、という時代になった……といえるだろう……次々と飛び出す、過激な(?)発言に、ついていけない。

みんなこれをフォローしているのだろう、私がフォローしている、他の人の書き込みがほとんどない。

確実に時代が変わりつつある。そんな予感のする夜である。

當山日出夫(とうやまひでお)

Open Access Week 2009 セミナー2009-10-02

2009-10-02 當山日出夫

Twitterからの情報。以下、そのホームページから適宜、転記します。詳しくは、オフィシャルHPを御覧ください。申込は、下記のHPに記載のリンクから、申込フォームでとのこと。

http://www.openaccessweek.jp/2009/09/24/267/

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「Open Access “Friday & Night” 2009」のご案内

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Open Access Week 2009 セミナー「Open Access “Friday & Night” 2009」のご案内

【テーマ】
オープンアクセスの多様な可能性:
e-Research, OpenCourseWare , Social Network
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2009年10月19日~23日は、オープンアクセスに関する認識と理解を深める
「オープンアクセス週間 (Open Access Week)」として設定されることになりました。

これは2008年に「オープンアクセスの日 (Open Access Day)」として始まっ
たものが、今年から「週間」に拡大されたものです。SPARC (the Scholarly
Publishing & Academic Resources Coalition)、PLoS (The Public Library of Science)、Students for FreeCulture、OASIS (the Open Access Scholarly Information Sourcebook)、OAD (Open Access Directory)、eIFL.net
(Electronic Information for Libraries)が参加しています。

日本においても、SPARC Japanによって2009年10月20日にOpen Access Week 2009 セミナーが開催されますが、オープンアクセスに関心を持つ有志により「オープンアクセスの多様な可能性:e-Research, OpenCourseWare, Social Network」というテーマで、以下のような会を企画いたしました。

一部(Friday)では、学術雑誌論文のオープンアクセスだけではない、多様な研究・教育に関わる情報のオープンアクセスを含めて、ある種の問題意識を共有しながらも、なかなか同じ場所で話すことの少ない領域の方々からお話しいただき、オープンアクセスが持つ広がりと可能性を考えてみたいと思います。

二部(Night)では、ドリンクを片手に、オープンアクセスの広がりについて主催者・講演者・参加者の皆様と語り合い,交流を深めます。

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【概要】

日程: 2009年10月23日(金)18:00~21:00
場所: 東京大学 情報学環・福武ホール
一部(Friday): 福武ラーニングシアター
二部(Night): UT カフェ
定員: 事前登録制(申込締切: 2009年10月15日(木)13:00)
一部(Friday): 180名
二部(Night): 100名
参加費:
一部(Friday): 無料
二部(Night): 2,000円(ドリンク+フィンガーフード)
主催: Open Access “Friday & Night” 2009
共催: 「オープンアクセス、サイバースカラシップ下での学術コミュニケーションの総合的研究」プロジェクト(科学研究費基盤研究(B))、
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
後援: NPO法人エデュース・テクノロジーズ、コンテンツ学会
事務局: My Open Archive

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【プログラム】

【一部(Friday): 18:00~20:00】Open Access Friday 2009
a. オープニング(18:00~18:10)
坂東 慶太(My Open Archive, Managing Director)
b. セッション-1(18:10~18:25)
「e-Researchとデータアーカイブ(仮)」
高久 雅生(独立行政法人物質・材料研究機構, 科学情報室 主任エンジニア)
c. セッション-2(18:30~18:45)
「文書・データの保存と著作権(仮)」
調整中(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)
d. セッション-3(18:50~19:05)
「OpenCourseWareとオープンアクセス(仮)」
山内 祐平(東京大学, 大学院 情報学環 准教授)
e. セッション-4(19:10~19:25)
「e-Researchとオープンアクセス(仮)」
倉田 敬子(慶應義塾大学, 文学部 人文社会学科 図書館・情報学専攻 教授)
f. パネルディスカッション(19:30~20:00)
「オープンアクセスの多様な可能性:
e-Research, OpenCourseWare, Social Network」
モデレーター: 林 和弘(社団法人日本化学会, 学術情報部 課長)

【二部(Night): 20:00~21:00】Open Access Night 2009

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【申込方法】
こちらより必要事項を入力の上、お申し込み下さい。
注:「こちら」から、HPでは申込フォームにリンクがあります。

受付は先着順とし、定員のに到達次第終了とさせて頂きます。
(申込締切: 2009年10月15日(木)13:00)
登録頂いた個人情報は、セミナー受付けや前後の連絡以外に利用することはあ
りません。

「受付票」を返送しますので、当日ご持参ください。

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【Open Access “Friday & Night” 2009 発起人】

倉田 敬子(慶應義塾大学, 文学部 人文社会学科 図書館・情報学専攻 教授)
林 和弘(社団法人日本化学会, 学術情報部 課長)
渡辺 智暁(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン, 理事)
生貝 直人(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン, 理事)
坂東 慶太(My Open Archive, Managing Director)

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【お問い合わせ先】
Open Access “Friday & Night” 2009 事務局
坂東 慶太(My Open Archive, Managing Director)

info■openaccessweek.jp
http://www.openaccessweek.jp/
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取材、リンク、イベント内容など上記までお気軽にお問い合わせください。
本広報資料の転送/引用は、ご自由にご利用ください。

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當山日出夫(とうやまひでお)

今日もまた、Twitter中継をみながら2009-10-02

2009-10-02 當山日出夫

今日もまた、Twitter中継をみながらである。

国立国会図書館
パピルスからPDFへ:よみがえるアレクサンドリア図書館
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/bibalex.html

タグは、
#bibalex
これじゃあ、仕事にならんよ、まったく(^^;)

當山日出夫(とうやまひでお)
Twitter:yamamomo_htoym

追記 2009-10-02
この講演会のまとめがさっそく、
http://d.hatena.ne.jp/DIEtrich/20091002

デジタル化後の紙の本のゆくえ2009-10-02

2009-10-02 當山日出夫

国会図書館 カレントアゥエアネス

デジタル化した後の紙資料をいつまで保存するべきか
http://current.ndl.go.jp/node/14753

一方で、

NY公共図書館のパブリックドメインの50万冊が、オンデマンドのデジタル化可能に
http://current.ndl.go.jp/node/14754

グーグルブックサーチでなんだかんだとやっているうち、さて、デジタル化はしたものの、その後の紙の本をどうするか、あまり議論されていなかったような。

私の考えとしては、デジタルライブラリになっても、紙の本は、残すべきである。いろんな観点がある。そのうちのひとつ。紙の本をつくるとき、出版社・編集者は、どの大きさの本、どんな紙、どんな活字(フォント)、どんな装丁、これまで考えているはず。これは、本が、一種の表現として持っている情報である。これを消してはならない、と私は考える。

當山日出夫(とうやまひでお)
Twitter:yamamomo_htoym


長めの追記 2009-10-02

「本」のモノとしての性質に、私は、ある意味で「未練」があるのかもしれない。私のこれまでの経験のなかでも、活版印刷がなくなって、写植になっていったとき、何かを失ってしまったような印象を持ったものである。だが、今は、逆に、コンピュータ組版のシャープなフォントデザインが、ある意味での本の魅力の要素のひとつになりつつある。逆にいえば。昔の活字の本を、そのまま複製したオフセット印刷には、魅力を感じない。特に、岩波文庫の「復刊」のたぐい。

書籍というモノはひとつの表現である、という命題はなりたつと、私は考える。

版本という表現の有り様、あるいは、写本という一つの表現。ここには、単に「本」が「文字」のならび=テキスト、ではなく、どういうかたちの字で書くか、書芸術(というとおおげさかもしれないが)の要素がある。

古写経や、宋版本などは、私のような人間にとっては、まさに芸術である。だが、その芸術性は、実用の本とともにある。実用といっても、ただ、それを持っていることに意味があった写経と、実用的に読まれた本とは、いささか違うとすべきであるが。

本は表現でもありうる。だが、それが、永久につづくべきものかどうかとなると、考えてしまう。

デジタルで本は消えるか。私の文章は、このディスプレイで、このフォントで見て欲しい、このような「表現」としての要求に、「デジタルの本」は、こたえてくれるだろうか。(今、私は、メイリオで表示して書いている)。

というようなこと、例によって、
かたつむりは電子図書館の夢をみるか
http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20091001

トークセッション『言語とはなにか:書く、伝える、遺す』(長尾真×円城塔)

を眺めながら(ごめん、全部、熟読するにはあまりにも長すぎる)思ったことである。

以上、長めだけと、これぐらいなら読んでもらえそうな追記。


DVD版『内村鑑三全集』の入手法2009-10-04

2009-10-04 當山日出夫

以前に紹介した、

DVD版『内村鑑三全集』.内村鑑三全集DVD版刊行会.2009
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2009/09/19/4588319

これ、ISBNがついていない。つまり、一般の書籍流通ルートにのらない。しかし、図書館などが購入する場合、いろんな書類が必要になる。納品書や請求書など。そのため、専門の書店が協力してくれることになっている。

待晨堂(たいしんどう)
http://members3.jcom.home.ne.jp/taishindo/

この店のホームページに、電話・FAX・メールアドレスなど、記載してある。また、すでに、DVD版『内村鑑三全集』のことも掲載になっている。

価格は、60000円+税=63000円、である。特殊な出版なので、値引きはできないが、書店を通して購入という場合、ここに連絡すると可能。

直接、刊行会に連絡してもいいが、この書店を介しての方が、簡単だろう。

當山日出夫(とうやまひでお)

ARGを読んでの学生の反応:図書館のみなさん、もっと勉強しましょう2009-10-06

2009-10-06 當山日出夫

後期の授業は、ARGの読書会のようにするつもり。そこで、先週の第1回の時のある学生の書いたものを、ここに転記しよう。この件について、つまり、授業中の学生の書いたコメントは、私のブログに転載する件については、学生の了解を得てある。ただ、名前は出さないでおくという約束。今の時代、学生でも、自分のブログぐらい簡単につくれる。

以下、転記。

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ARGメルマガ最新号の感想
「MULU(みちのく大学図書館員連合)結成のいきさつとお誘い」と題された記事がメルマガ冒頭に掲載されているのに気付き、いったい何をする団体なのか一読したところ、どちらかと言えば真面目な勉強会というよりは、メールで種々の話をしたり、オフで酒を呑んだりする親睦団体であるらしいと判明した。それにしても一体、大学図書館に限らず司書は資格を取得した後、どのような勉強や研鑽をしているのだろうか。私がこのような疑問を持つのも本学図書館で岩波書店の『図書』を請求したところ、「『図書』って雑誌ですか」と司書氏に真顔で問い返された経験を持つからである。また、あるブログによると、都内の去る図書館司書は白川静かの名前さえ知らなかった由である。そこでは最近の図書館司書の学力低下を嘆いていたが、全く同感だ。万国の司書同士諸君よ、勉強せよ。

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他の学生については、追って。ただ、図書館の職員=司書ではない、ということは、私としては、つたえておいたつもりですが。図書館のみなさん、もっと勉強しましょう(^^;)

當山日出夫(とうやまひでお)

台風余話:ネコ2009-10-07

2009-10-07 當山日出夫

いま、台風が日本本土に接近中。被害がないことをいのるのだが……どうも、今晩は、我が家の良い子たち(黒ネコ、複数形)の様子が、普段とはちがう。なんとなく、おちつかない様子である。

ネコも台風という自然の脅威を感じるのだろうか。

ま、ともあれ、寝ることにしよう。10年ほどまえであったか、室生寺が被害をこうむった時のコースよりは、南の方を通過のようである。風の被害はそうないであろうが(我が家については)、雨が心配。池があふれるようなことにならないといいが。

當山日出夫(とうやまひでお)

図書館の業務の外部委託2009-10-08

2009-10-08
當山日出夫

小熊さんのコメントにあった、図書館業務の外部委託、これは、かなり深刻な問題と思っている。結論を先に書くと、最後は、やはり、「ひと」である。「ひと」と「ひと」とのコミュニケーションがないところに、図書館のレファレンスサービスはない。

いまさら、司書とか、学芸員の専門性と言っても、経済効率の論の前にかすんでしまう時代。だからこそ、がんばって欲しい。

時間がないので、短いですが、小熊さん、どうもありがとうございました。文字の方でも、また、よろしく。

當山日出夫(とうやまひでお)

さて、学会発表だ2009-10-09

2009-10-09 當山日出夫

なぜか、今、Twitterの画面がおかしい。CSSをきちんと解釈して、レイアウトして見せない。Firefox(3.5)でも、GoogleChromeでも、IE(8)でもだめ。Safari(Windows版)まで、試す元気はない。

というわけで、こちら(ブログ)の方を書いている。

Twitterがあると、日常的なことは、すぐに書き込んでしまう。レスポンスもはやい。きちんとしたホームページの作成から、ブログに移行したように、いまは、急速に、Twitterにながれつつある。このことを、自分で感じる。となると、ブログの方は、もうちょっとまともなことを書かねばと言う気になってしまうが、まあ、ここは気楽にいくことにしよう。

学会発表の論文をまだ仕上げていない(私の担当の箇所、共同発表なので)。それに、学会発表だと、週末がつぶれるので(東京行き)、その次の週の授業の準備までしておかないといけない。そういえば、まだ、今週の授業の配付資料をPDFにして、学生が見られるように、ネット上においておく仕事をやっていない。明日あさからとりかからないと。

学会など、覚悟を決めれば休む。しかし、自分が、役員だったり、ましてや、発表である休めない(当たり前だ、発表者がさぼるわけにいかんだろ)。

東京に行くとなると、ついでに、もろもろの用事を入れてしまう。でなければ、展覧会情報を見て、どこかの博物館とか美術館にいきたくなる。新幹線のなかで、本を読むには、目の体力がおとろえている。ましてや、レッツノートで仕事しようなどという気には、とてもなれない。もはや、そのような歳ではない。

加藤陽子.『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』.朝日出版社.2009

奥付を見ると、7月に出て、9月の時点で、7刷。まあ、読んでみないことには、判断ができない。『グーテンベルクからグーグルへ』も、まだ読み終わっていない。『新世紀メディア論-新聞雑誌が死ぬ前に-』も、途中。

まずは、学会発表最優先、次に、授業の準備をして、それから、ひとやすみして、マーラー第1番(マーツァル、チェコフィル)をじっくりと聴いて、それから、本を読めたら読む。

とりあえず、「つれづれ」どころではない、このごろ。

當山日出夫(とうやまひでお)

Twitter雑感:ヤシガラ椀の外へ2009-10-11

2009-10-11 當山日出夫 

まあ、凝り性といわれれば、それまでであるが、Twitterで、まずは、1000メッセージを目指してという状態。これぐらいつかうと、なんとなく分かってくる。単なる「つぶやき」でありながら、フォローと、#(ハッシュタグ)によって、コミュニティが生まれることを。

ホームページから、ブログへと移行したように、今年から、急激に、Twitterになだれこんでいるような印象をもっている。出版社、美術館などでも、Twitterとブログとメールマガジンとホームページと、相互に有機的に関連づける方向で、動いている。

たとえ、140字の「つぶやき」であっても、それが外に向かって開かれた自分というものを保証してくれるとき、その存在意義は大きいと言えるだろう。

まさに、
『ヤシガラ椀の外へ』.ベネディクト・アンダーソン.加藤剛訳.NTT出版.2009
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100001986

につながると、直感する。ただ、『想像の共同体』とどう関連していくかは、これからのユーザによって決まってくるのだろうがとは、思う。

當山日出夫(とうやまひでお)