映像の世紀バタフライエフェクト「エベレスト」2023-12-15

2023年12月15日 當山日出夫

映像の世紀バタフライエフェクト エベレスト

これは面白かった。

マロリーの遺体が発見されてニュースになった時のことは憶えている。

未踏峰であったエベレストにいどんだ人びとの物語である。見て思うこととしては、次の三つのことがある。

第一には、人間の挑戦ということ。世界最高峰の山があれば、登りたくなる。また、すでに登られてしまったとしても、別のルートで登るとか、無酸素で登るとか、単独で登るとか、新たなチャレンジをこころみる。この人間の持つ、冒険心というものを感じる。それは、ときとして宇宙に向かう気持ちにもつながるものである。

第二には、その時々の国際情勢。チベットに対する中国の侵攻。またネパールの開国。それから、ソ連の崩壊。その時々の国際情勢が、エベレスト登山に影響を与えてきた。ソ連崩壊によって、軍事用の酸素ボンベが一般に使えるようになったということは、この番組で初めて知った。

第三には、現在の商業的な登山。もはやエベレストは冒険の山ではなくなってしまって、お金があるなら気楽に登れる山になってしまっている。一方、このことによって、地元の人びとの生活も豊かになっているということもある。

以上の三つのことを思ってみる。

エベレストのことを取りあげた番組はいろいろとあると思うが、特にこの企画では、シェルパのことを大きく取りあげていた。今の時代としては、このような視点から見るということになると思う。

2023年12月13日記

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