『スカーレット』あれこれ「火まつりの誓い」2019-12-01

2019-12-01 當山日出夫(とうやまひでお)

『スカーレット』第9週「火まつりの誓い」
https://www.nhk.or.jp/scarlet/story/index09_191125.html

前回は、
やまもも書斎記 2019年11月24日
『スカーレット』あれこれ「心ゆれる夏」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/11/24/9180650

この週で描いていたのは、喜美子の自立ということだろうか。

丸熊陶業で社長が亡くなって代替わりする。新しい社長(照子の夫である)のもとで、火鉢の生産から、植木鉢の生産に、主力を移すことになる。絵付け火鉢の生産は、縮小されることになる。結果、フカ先生をはじめ、職人たちは、丸熊陶業をはなれて、それぞれに道を歩み始める。

だが、喜美子は、一人で丸熊陶業に残る。

一方、喜美子の家においても、父親との関係がどうもうまくいっていないようだ。運送業をやっている父親は、好きでその仕事をしているのではない、好きな仕事をして生活できている人間などいないと、あえて喜美子につらくあたる。

しかし、喜美子は、自分の選んだ丸熊陶業での仕事をつづける決意をかためる。

その喜美子が決意をかためたのは、信楽の火祭りの時だった。その火祭りのシーンが、印象的に描かれていた。

次週、この喜美子の仕事にも変化があるようだ。それから、草間さんがまた登場するらしい。どのような展開になるか、楽しみに見ることにしよう。

追記 2019-12-08
この続きは、
やまもも書斎記 2019年12月8日
『スカーレット』あれこれ「好きという気持ち」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/12/08/9186516