BSスペシャル「脱北ユーチューバー」2024-01-31

2024年1月31日 當山日出夫

2024年1月31日 BSスペシャル 脱北ユーチューバー

最初の放送は、二〇二二年一二月。BS1スペシャルとしての放送。

正直に言って、韓国に何万人もの脱北者が生活しているということを始めて知った。いろんなルートで、脱北することができるようだ。外国にある北朝鮮レストランということについてもこの番組で知った。(ところで、韓国以外の国にいる脱北者はどれぐらいになるのだろうか。これも気になるところである。)

私はYouTubeは基本的に見ない。以前、コロナ禍のとき、オンライン授業の配信で少し使ったことがある。しかし、あまり学生は見ていなかった。同時に送信配布したレジュメで十分に分かるようにしてあった。こちらはきちんと作った。

だから、今のYouTubeがどんなふうになっているのか、ほとんど知るところがない。また、K-POPにも関心がない。韓流ドラマなど見る気もしない。ただ、好みの問題である。

とはいえ、今の北朝鮮、韓国の人びとが、どのように暮らしているのかということには関心がある。あるいは、北朝鮮の軍事的脅威についての関心と言ってもいいが。

ともあれ、脱北して韓国で暮らす人びとにとって、ユーチューバーというのが、一つの選択であるということは興味深かった。韓国の人びとも、北朝鮮の内情について関心を持っている。しかし、北朝鮮ネタだけでは、十分な視聴数をかせげないないようである。

また、韓国の水族館で国際会議があって、そこで、アーティスティックスイミングのショーが演じられるということも、面白い。(日本でこんなことをする水族館があるだろうか。)

「アリラン」の曲を久しぶりに耳にした。私の記憶では、この曲は朝鮮のナショナリズムを象徴する曲なのだが、今の韓国、北朝鮮の人びとにとってはどうなのだろうか。

その他の大多数の脱北者の人びとは、韓国でどのような暮らしをしているのだろうか。

全体を通じて、「韓国」(朝鮮ではなく)のナショナリズムを感じるところがある番組であった。

2024年1月28日記

映像の世紀バタフライエフェクト「世界が揺れた2つの年 1968と1989」2024-01-31

2024年1月31日 當山日出夫

映像の世紀バタフライエフェクト 世界が揺れた2つの年 1968と1989

一九五五年の生まれである私にとっては、一九六八年のことは、子供のころのこととはいえ記憶にある。一九八九年のことは、家でテレビを見ていた。

ニナ・ハーゲン、ビーアマン、ハヴェル、ワレサ……登場していたのは、主にこれらの人物だったが、やはり特定の誰かが主人公というよりは、その時代そもののうねり、大きな動きというものを感じることになる。

ベルリンの壁の崩壊から、ソ連の解体にいたる過程では、日本の片隅でテレビを見ているだけだったのだが、世界が確実に変わっていくという感覚があったのを憶えている。この時期は、日本では、昭和という時代の終わりとも重なることになる。その後のバブル崩壊を経て衰退へと向かう前の時期のことになる。

この番組ではほとんど触れるところがなかったのだが、一九六八年のころ、反体制を掲げた若者たちにとって、社会主義国は正義であった。日本においては、毛沢東や、ゲバラが崇拝されていたと言っていいだろう。また左翼言論においても、ヨーロッパの社会主義国が、理想的に論じられていた。だからこそ、その後の一九八九年のベルリンの壁の崩壊は、衝撃が大きかったのである。少なくとも、私には、体験的にそう思うところがある。

なお、一九八九年という年は、中国で天安門事件のあった年でもある。これについては、まったく触れることがなかったが。

2024年1月30日記

ウチのどうぶつえん「沖縄特集!水族館&動物園」2024-01-31

2024年1月31日 當山日出夫

ウチのどうぶつえん 沖縄特集!水族館&動物園

沖縄ならではの水族館であり動物園のとりくみだと感じる。

マナティの繁殖は面白かった。水族館、動物園での繁殖については、いろいろ困難なところがあると思うのだが、そこは工夫してなんとかやりとげることができた。マナティにも個性があって、エサの食べ方にも違いがある。なるほどと思う。

インドゾウは特に動物園で珍しいということはないのかもしれないが、沖縄でこその飼育とかエサとかが工夫されている。

ヤンバルクイナが発見されたときのことは、私は記憶している。絶滅危惧種であるということは知ってはいたが、それが、人工的な保護の結果増えている。また、その保護のための施設として、動物園も一役買うことになる。動物園のあまり知られていない役割として、このような取り組みがあることは興味深い。

マレーグマが人気があるのは分かる。どんくさいところがなんとも愛らしい。

サメの人工子宮。サメが胎生として、赤ちゃんで生まれてくるということは知っていたが、それを人工的に作って飼育するということを試みていることは、初めて知った。水族館のバックヤードは面白い。

2024年1月28日記