クラシックTV「ジャズの帝王 マイルス・デイビス」2026-02-12

2026年2月12日 當山日出夫

クラシックTV「ジャズの帝王 マイルス・デイビス」

私のWalkmanには、マイルス・デイビスの「KIND OF BLUE」が入れてある。しかし、聴くことは、あまりない。「SO WHAT」は、とてもすばらしいと思うのだけれども、なんだか日常的に聴きたくなるような音楽ではない。聴いていると、非日常の世界に入り込んで行くような感覚になる。

1970年代に、東京で学生生活をしていて、FM東京の深夜の「アスペクト・イン・ジャズ」を聴いていた人間というのは、かなりいるかと思う。この時代、ジャズは、ある種の文化的なシンボルでもあった。強いていえば、抵抗の精神をあらわすものでもあった。

アメリカの文化における、黒人文化の流れということを論じると、どうしても、黒人のジャズミュージシャンについて言及することになる。しかし、そういうことをはなれて、ただ、いい音楽だから聴いているということでいいのだと思う。(この番組もそういう方向で作ってある。)

とはいっても、ビル・エヴァンスとかをふくめてジャズの歴史を見るとき、人種ということは、避けてとおることは難しいかとも思う。

私の学生のころは、マイルス・デイビスの演奏は、タマゴの殻の上を歩く、と言われていたが、今では、どうだろうか。ことばのいいまわしとしては、残っている言い方なのだが。

なお、私は、自動車の中で運転しながら聴く曲としては、マイルス・デイビスのものは、使っていない。「SO WHAT」は、自動車を運転しながら聴きたい音楽ではない。自動車を運転しながら聴くには、モーツアルトとか、でなければ、ナナ・ムスクーリなどがいい(もう、この歌手の名前を憶えている人も少なくなったかもしれないが。)

2026年2月8日記

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