『太平記』「帝ご謀反」 ― 2026-04-27
2026年4月27日 當山日出夫
『太平記』「帝ご謀反」
ビルドゥングスロマンとはこうでなければならない、そんな感じに作ってある。
今のところ高氏は、歴史の傍観者でしかない。世の中の理不尽な様子を知り、それに対する叛乱の意味も分かっているのだが、しかし、自ら何をするでもない。これから、時代の変革期にあって、いやおうなしに歴史の動乱に巻きこまれていく、あるいは、その当事者になる、ということは今後の展開として分かっていることなので、むしろ、これからどうなるのかとという楽しみのある作り方になっている。
見ていての印象なのだが、総じてこのドラマでは台詞が少ないように感じられる。やや冗長かなと感じたのは、高氏が、都で一夜をともにした藤夜叉のことを回想するところである。ここは、気持ちが説明的にすぎるという印象だった。だが、その他の登場人物や場面についてみると、あまり台詞で説明的、冗長と感じるところがあまりない。(日曜日の昼に『豊臣兄弟!』と続けて見ているので、比べることになるのだが、『豊臣兄弟!』は、やたらと秀吉が叫んでいて、登場人物の台詞も多いように思っている。)
こういうドラマでは、天皇の役を、歌舞伎俳優が演ずることが多いかと思っているのだが、『太平記』では、仁左衛門(このころは、片岡孝夫)であるが、さすがに気品と貫禄を感じさせる。
高氏の母親を藤村志保が演じているが、どことなく品があって、おっとりしているが、しかし、芯の強さを感じさせる。
2026年4月26日記
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