3か月でマスターする世界史「(9)“中華”の確立と大航海時代」 ― 2026-09-02
2026年9月2日 當山日出夫
3か月でマスターする世界史「(9)“中華”の確立と大航海時代」
「中華」の成立ということになると、歴代の中国の王朝の交替の歴史を軸に見る旧来型の東洋史の視点と、どうかかわることになるのだろうか。日本史の側から見れば、邪馬台国の卑弥呼は、中国の魏に朝貢したということになるはずだが。このあたりのことは、視点を変えることによって、見える歴史の姿も変わってくるということでいいだろうか。
30年戦争があって、ウェストファリア条約が結ばれ、その結果として、主権国家というものが成立した。この主権国家を基本として、今日の、国民国家(主権、領土、国民)というものになったことになる。この回では言っていなかったことだが、近代の国民国家の成立ともも、近代的な啓蒙思想が生まれ、特に社会契約説が近代的な国家論につながる、ということになる。その延長に、現代の日本もある。
こうして見ると、ユーラシアの東にあって、中国のエリアだけが、近代化から取りのこされてしまった、西の方で主権国家のルールが出来てきたのに対して、東の方では、(あえて昔風のことばをつかってみるならば)アジア的停滞のなかにあったということになる。
今の世情の話題としては、国際的な法の支配ということがある。このことの歴史をさかのぼるならば、(私は法の歴史にはまったく門外漢なのであるが)おそらくは、近代の西欧の主権国家(これがたくさんできた)において、形成されてきたものだろうと、思ってみる。となると、このことに取りのこされていた中国とかロシアが、今の世界で、法の支配なんて知ったことではない、という態度でいるのは、まあ、もっともなことかなという気もする。アメリカについては、また、別の理由があるかなと思うが。ともあれ、法の支配、ということも、自分の国に都合のいいように使うというのが、みもふたもないが、そういうものだろうと思っている。
銀が国際的な通貨であったとして、お金、貨幣、銅銭……ということで見えてくる、世界の歴史のすがたということもある。これはこれで、興味のあることである。
2026年8月31日記
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://yamamomo.asablo.jp/blog/2026/09/02/9874238/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。