鳥居『キリンの子-鳥居歌集-』2016-12-24

2016-12-24 當山日出夫

NHKの2016年12月16日の放送。「かんさい熱視線」
響き合う歌~歌人・鳥居と若者たち~
http://www4.nhk.or.jp/P2852/x/2016-12-16/21/46856/8207813/

なんとなく見ていた。歌人・鳥居、そのセーラー服の姿は、どこかで目にしたような記憶があるのだが、どのメディアにおいてであったかは、記憶が定かではない。が、ともあれ、歌集を買ってみることにした。

鳥居.『キリンの子-鳥居歌集-』.KADOKAWA.2016
http://amwbooks.asciimw.jp/978-4-04-865633-7/

特設のHPもある。
http://amwbooks.asciimw.jp/sp/torii/

それから、この本の「あとがきかえて」は、第3回路上文学賞とあったので、これも検索してみた。

路上文学賞
http://www.robun.info/

その作品は、
路上文学賞HP→WORKS(読)→第3回→エンドレス シュガーレス ホーム/鳥居

ここでは、あえて、引用はしない。まずは、上記の路上文学賞受賞の作品を読んでもらいたいと思う。HPで公開されている。文章というか、あるいは、散文詩といった方がよいか。ともかく、これを読んで、そこに、「詩」あるいは「文学」を感じないような人は、私は話しをしたくない……と思う。凄絶としかいいようのない、ことばによる作品である。

およそ、大学の教室で、文学とか文学史とかの話しをする、あるいは、聴いているような次元とはまったく別の次元に、この歌集は位置する。このような文学のいとなみが、いままさに日本でおこなわれていることを忘れずにおきたいものである。