『ちむどんどん』あれこれ「ポークとたまごと男と女」2022-06-26

2022年6月26日 當山日出夫

『ちむどんどん』第11週「ポークとたまごと男と女」
https://www.nhk.or.jp/chimudondon/story/week_11.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年5月19日
『ちむどんどん』あれこれ「あの日、イカスミジューシー」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/06/19/9501264

六月二三日の木曜日、放送の最後の写真のところは、仲間由紀恵と黒島結菜だった。

一九七〇年代の終わりごろのことになるが、この時代として、今で言うジェンダーの問題は、意識することはあったとしても、そう深く社会問題として取り上げられることはなかったように記憶する。(と言って、今日において、問題が解決しているということではないが。)

ともあれ、シェフ代行の一件で、暢子はさらに料理人としてのステップを一段階上がったことになる。この意味では、このドラマは安心して見ていられる。いろいろとトラブルはあるのかもしれないが、金曜日になるとうまく収まっている。これは、これとして、一つのドラマの作り方の方針としてあっていいと思う。以前にこのような展開で作った朝ドラとしては、『梅ちゃん先生』があったと思う。

これまで朝ドラでは、頑張って努力する女性という姿が基本にあった。これは、今日において一つの転換点を迎えているのかもしれない。ジェンダー格差への問題意識のある今日において、リアルに過去のある時代をそのまま描くことは、難しいだろう。かといって、それが無かったかのごとくも描けない。このあたりのバランス感覚が、非情に難しいと思う。この観点からは、いくらでも、このドラマを批判的に見ることもできるかもしれないが。

さて、次週は、恋のドラマとなるようなのだが、どうなるだろうか。そして、ニーニーはどうなるかと思う。無事に養豚場の仕事がつとまるだろうか。楽しみに見ることにしよう。

2022年6月25日記

追記 2022年7月3日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年7月3日
『ちむどんどん』あれこれ「古酒交差点」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/07/03/9505600

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログの名称の平仮名4文字を記入してください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/06/26/9503374/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。