アナザーストーリーズ「2兆円を借りた“女相場師”」 ― 2025-03-06
2025年3月6日 當山日出夫
アナザーストーリーズ 2兆円を借りた“女相場師”
この事件のことは、なんとなく憶えているぐらいである。バブルの時代、こんな人間がいてもおかしいと思わなかった。今から考えれば、こういう感覚こそ、どこかおかしかったことになるのだが。
バブル景気の時代に、日本中がどれだけ変だったかを象徴するような事件かなと思う。
いったい尾上縫という女性は、あんなに多額の金をどうやって使ったのだろうか。いや、使ったのではなく、ただ動かしていただけだったというのが実態かもしれないのだが、お金をかせいで大富豪になろうとした、というわけではなかったようである。まあ、不思議な事件であったというしかないのかもしれない。
金を貸した側の責任、これは重要ポイントになるだろう。合法的であれば、何をしてもいいというわけではない。経済のことについても、こういう視点は必要であるにちがいない。
とはいえ、その当時の興銀の担当者が責任を問われたとしても、この時代の雰囲気としてはどうしようもなかった、時代の波のなかでそう行動したということになるだろう。番組では言っていなかったが、訴訟は、興銀の銀行としての責任を問うたことになる、こういう理解でいいのだろうか。企業のかかわる事件だと、特定の現場責任者とか経営責任者の個人の責任を追及するということが多いが、この場合は、どうだったのだろうか。
お金は、集まるところに集まる。そして、それを目当てに人や企業が群がる、このあり方自体は、今も変わってはいないのかもしれないかと思うが。
2025年2月25日記
アナザーストーリーズ 2兆円を借りた“女相場師”
この事件のことは、なんとなく憶えているぐらいである。バブルの時代、こんな人間がいてもおかしいと思わなかった。今から考えれば、こういう感覚こそ、どこかおかしかったことになるのだが。
バブル景気の時代に、日本中がどれだけ変だったかを象徴するような事件かなと思う。
いったい尾上縫という女性は、あんなに多額の金をどうやって使ったのだろうか。いや、使ったのではなく、ただ動かしていただけだったというのが実態かもしれないのだが、お金をかせいで大富豪になろうとした、というわけではなかったようである。まあ、不思議な事件であったというしかないのかもしれない。
金を貸した側の責任、これは重要ポイントになるだろう。合法的であれば、何をしてもいいというわけではない。経済のことについても、こういう視点は必要であるにちがいない。
とはいえ、その当時の興銀の担当者が責任を問われたとしても、この時代の雰囲気としてはどうしようもなかった、時代の波のなかでそう行動したということになるだろう。番組では言っていなかったが、訴訟は、興銀の銀行としての責任を問うたことになる、こういう理解でいいのだろうか。企業のかかわる事件だと、特定の現場責任者とか経営責任者の個人の責任を追及するということが多いが、この場合は、どうだったのだろうか。
お金は、集まるところに集まる。そして、それを目当てに人や企業が群がる、このあり方自体は、今も変わってはいないのかもしれないかと思うが。
2025年2月25日記
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://yamamomo.asablo.jp/blog/2025/03/06/9759112/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。