Asia Insight「“盗まれた子どもたち”をさがして〜東ティモール〜」2025-03-01

2025年3月1日 當山日出夫

Asia Insight  盗まれた子どもたち”をさがして〜東ティモール〜

東ティモールの独立のときのことは記憶にある。ただ、言語研究の関心として、この国の公用語が何になるか、ということに関心があった。結果としては、ポルトガル語とテトゥン語、ということになった。インドネシア語は公用語にならなかった。

インドネシアに「盗まれた」というのは、番組のタイトルとしては、そうなるのかもしれないが、いろいろと個別には事情があったようだ。学校に行かせてくれるからという理由で、インドネシアに行った、という男性が出てきていたが、これは「盗まれた」というのとは、ちょっと違うかと思う。無論、その後の再会もかなわず、離ればなれにされてしまったということでは、小さい子どもをだまして連れ去ったと言っていいことになるだろう。

ただ、学校に行かせてくれる、という理由でインドネシアに行ったということは、そのころの、東ティモールは、どのような生活だったのだろうか、と思うことにはなる。そして、現在では、どうなのだろうか。

その男性の信仰はカトリックであったようだ。家の中には、マリア像があった。また、東ティモールに帰ってから、地元の教会に行っている。インドネシアと東ティモールの対立のなかに、宗教的な要素はどれぐらいあるのか、不案内なので知らないのだが、気になるところである。

たまたまテレビの画面に映っていたが、乗っていた自動車の窓ガラスに、禁煙マークのように、銃のアイコンに禁止となっていた。おそらくは、銃の持ち込み禁止、まどから銃を撃ってはいけない、というような意味だろうと思うが、しかし、このようなことを禁止事項として、ピクトグラムで表示するというのは、初めて見た。世界には、いろんな地域があるものである。

インドネシアで、バイクタクシーの仕事をして、半日のかせぎが、600円(4ドル)というのは、これは、インドネシアの生活としては、どの程度なのだろうか。家の中の様子としては、かなり裕福な生活のように見えたのだが。

2025年2月27日記

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