『スカーレット』あれこれ「小さな希望を集めて」2020-03-22

2020-03-22 當山日出夫(とうやまひでお)

『スカーレット』第24週「小さな希望を集めて」
https://www.nhk.or.jp/scarlet/story/index24_200316.html

前回は、
やまもも書斎記 2020年3月15日
『スカーレット』あれこれ「揺るぎない強さ」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/03/15/9224356

特に波瀾万丈の大活劇、あるいは、大きな出来事があるというのではないが、この週もドラマに引き込まれるようにして見てしまった。

描いていたのは、子どもの武志の病気……白血病……のことと、その周囲の人びと……両親をはじめ友達などいろいろな人びと……の、さまざまな思い、気遣い、心配り、そのそれぞれの気持ちのあり方をじっくりと描いていたように思う。

週の最後(土曜日)で、ようやく武志は陶芸の道にもどってきたようである。そして、自分にしかできない表現を追い求めていく。それが、どうやらうまくいったようだ。また、母の喜美子も、再び穴窯をはじめる。武志の病気をうけて中断していたものを再開するようだ。これからは、この家族が、白血病という病気とともに生きていくことになるのだろう。そして、それによりそうようにして、陶芸というものがある。

それから、この週では、かつての大阪の荒木荘の人びとも登場してきていた。この人びとも、また、喜美子のこと、武志の病気のことを思っている。(ドラマのつくりとしては、以前の大阪での生活の部分を伏線として、それとつなげたということになるが。)

さて、このドラマも、あと一週間である。武志はどうなるのだろうか。病気のことも気になるが、陶芸家として、川原の家族の人びとがどう生きていくことになるのか。最後を楽しみに見ることにしよう。

2020年3月21日記

追記 2020-03-29
この続きは、
やまもも書斎記 2020年3月29日
『スカーレット』あれこれ「炎は消えない」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/03/29/9229160

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