3か月でマスターするアインシュタイン「第5回 時間がのびる?空間が曲がる?」 ― 2025-08-08
2025年8月8日 當山日出夫
3か月でマスターするアインシュタイン 第5回 時間がのびる?空間が曲がる?
録画しておいたのをようやく見た。
日蝕の時の星の観測によって、アインシュタインの言っていたことが本当だと分かった、という話しは有名である。というよりも、この時代の天体の観測技術で、これが確かめられたということの方が重要かとも思う。理論的にこういえる、といういことと、それが正しければたぶんこうなるだろうという予測があり、それが実際の観測によって確かめられる。その観測の精度と信頼性があってのことになる。
これが現代では、さらにいろんな観測のための技術の開発によって、より確かなこととして理解できる、ということになる。
たぶん、物理学や天文学の研究者としては、理論的につめていくことが向いているタイプと、実験することが好きなタイプがあることになる。こういうことは、人文学の研究分野でも、言語研究についても、言語とは何かひたすら理論的に追求する研究もある一方で、ことばの用例をひたすら集めるのが好きという研究もある。これは、研究者の人によりけり、ということになる。
ただ、現代では、実験で確かめようとする場合、大規模な実験装置が必要だったりするから、これは、研究者の狭義の才能というよりも、研究資金を調達してきて、研究のための組織を運営していく能力(?)……まあ、これは、えてして研究者としては雑用と見なされがちなことにはなるのだが……が必要ということである。
この番組で面白いのは、アインシュタインがどう考えたかという筋道を、思考実験ということでたどってみせることにあるといっていい。その理論を分かりやすく説明するというよりも、なぜそのように考えることになったのか、ということを思考実験……やたらとエレベーターが多いが……でしめす。たぶん、これも、タイプの問題があって、学生でも、実験して確かめたいという学生もいれば、理論的に考えることに没頭する学生もいるだろう。
2025年8月7日記
3か月でマスターするアインシュタイン 第5回 時間がのびる?空間が曲がる?
録画しておいたのをようやく見た。
日蝕の時の星の観測によって、アインシュタインの言っていたことが本当だと分かった、という話しは有名である。というよりも、この時代の天体の観測技術で、これが確かめられたということの方が重要かとも思う。理論的にこういえる、といういことと、それが正しければたぶんこうなるだろうという予測があり、それが実際の観測によって確かめられる。その観測の精度と信頼性があってのことになる。
これが現代では、さらにいろんな観測のための技術の開発によって、より確かなこととして理解できる、ということになる。
たぶん、物理学や天文学の研究者としては、理論的につめていくことが向いているタイプと、実験することが好きなタイプがあることになる。こういうことは、人文学の研究分野でも、言語研究についても、言語とは何かひたすら理論的に追求する研究もある一方で、ことばの用例をひたすら集めるのが好きという研究もある。これは、研究者の人によりけり、ということになる。
ただ、現代では、実験で確かめようとする場合、大規模な実験装置が必要だったりするから、これは、研究者の狭義の才能というよりも、研究資金を調達してきて、研究のための組織を運営していく能力(?)……まあ、これは、えてして研究者としては雑用と見なされがちなことにはなるのだが……が必要ということである。
この番組で面白いのは、アインシュタインがどう考えたかという筋道を、思考実験ということでたどってみせることにあるといっていい。その理論を分かりやすく説明するというよりも、なぜそのように考えることになったのか、ということを思考実験……やたらとエレベーターが多いが……でしめす。たぶん、これも、タイプの問題があって、学生でも、実験して確かめたいという学生もいれば、理論的に考えることに没頭する学生もいるだろう。
2025年8月7日記
日曜美術館「大奥 美の世界」 ― 2025-08-08
2025年8月8日 當山日出夫
日曜美術館「大奥 美の世界」
この前、放送していた、「英雄たちの選択」で、大石学が学生の卒論・修論で避けるべきとされているテーマとして、忍者、新撰組、大奥、と言っていたが、なるほどそういうものなのだろうと思う。今では、新しい史料の発掘などもあるので、忍者研究は、変わってきているはずである。新撰組はどうだろうか、史料があるとしても、新撰組の歴史のなかの位置づけが大きく変わることがあるだろうか。大奥については、たぶん、これは泥沼の世界だろうから、ということかと思う。
番組のなかで出てきたのは、東京国立博物館で展示のものが中心である。これを見るかぎりであるが、大奥というのは、とてつもなくお金のかかる存在だったのだろうといことが想像される。これは、幕府にとっても財政上の負担になっていたにちがいないし、また、大奥に御台所として嫁入りする大名や公家・皇族にとっても、ものすごい負担だったはずである(たぶん、幕府の方から、援助はあったにちがいないが。)こういうのを見ると、ある意味で、徳川の幕府がつぶれるのも、いたしかたないかなあ、という気持ちになる。
研究としては、幕府の財政における大奥の意味、ということになるだろうし、また、徳川家と諸大名や京都の公家たちとの婚姻関係の歴史、ということを考えることになる。これはこれで、とても面白いことだと思うし、研究すべき価値のあることにちがいないが、かなりの沼だろうという印象はある。
ただ、私の興味関心としては、大奥に大勢の女性たちがはたらいていたのだが、その日常生活はいったいどんなものだったのだろうか、ということがある。どういう衣食住の生活だったのだろうか。無論、身分や職種によって、細かな違いがあったはずだが、その実態はどんなものなのだろうか。(これは、おそらく史料が残っていない部分かと思うが。)
余計なことかもしれないが、その女性たちの色恋の話しも、絶対に面白いものがたくさんあるはずである。江島生島だけではなく、日常的な人間関係とか、あるいは、そこの女性たちは、どんな生活の意識や感覚でいたのだろうか。(これは、もう想像するしかないけれど。)
番組を見ていて、映る品々の所蔵が、徳川記念財団、とあったので、見てみると、これは、徳川宗家のつくった公益財団法人ということである。篤姫(天璋院)、和宮(静寛院宮)の遺品を多く、受け継いでいる。
興味深かったのは、大奥で芸能を披露した、坂東美津江が明治になるまで生きていて、写真が残っていることである。その踊りの芸風は、古風で、「のんどり」というものであったらしい。「のんどり」ということばは、初めて耳にしたかと思う。
2025年8月5日記
日曜美術館「大奥 美の世界」
この前、放送していた、「英雄たちの選択」で、大石学が学生の卒論・修論で避けるべきとされているテーマとして、忍者、新撰組、大奥、と言っていたが、なるほどそういうものなのだろうと思う。今では、新しい史料の発掘などもあるので、忍者研究は、変わってきているはずである。新撰組はどうだろうか、史料があるとしても、新撰組の歴史のなかの位置づけが大きく変わることがあるだろうか。大奥については、たぶん、これは泥沼の世界だろうから、ということかと思う。
番組のなかで出てきたのは、東京国立博物館で展示のものが中心である。これを見るかぎりであるが、大奥というのは、とてつもなくお金のかかる存在だったのだろうといことが想像される。これは、幕府にとっても財政上の負担になっていたにちがいないし、また、大奥に御台所として嫁入りする大名や公家・皇族にとっても、ものすごい負担だったはずである(たぶん、幕府の方から、援助はあったにちがいないが。)こういうのを見ると、ある意味で、徳川の幕府がつぶれるのも、いたしかたないかなあ、という気持ちになる。
研究としては、幕府の財政における大奥の意味、ということになるだろうし、また、徳川家と諸大名や京都の公家たちとの婚姻関係の歴史、ということを考えることになる。これはこれで、とても面白いことだと思うし、研究すべき価値のあることにちがいないが、かなりの沼だろうという印象はある。
ただ、私の興味関心としては、大奥に大勢の女性たちがはたらいていたのだが、その日常生活はいったいどんなものだったのだろうか、ということがある。どういう衣食住の生活だったのだろうか。無論、身分や職種によって、細かな違いがあったはずだが、その実態はどんなものなのだろうか。(これは、おそらく史料が残っていない部分かと思うが。)
余計なことかもしれないが、その女性たちの色恋の話しも、絶対に面白いものがたくさんあるはずである。江島生島だけではなく、日常的な人間関係とか、あるいは、そこの女性たちは、どんな生活の意識や感覚でいたのだろうか。(これは、もう想像するしかないけれど。)
番組を見ていて、映る品々の所蔵が、徳川記念財団、とあったので、見てみると、これは、徳川宗家のつくった公益財団法人ということである。篤姫(天璋院)、和宮(静寛院宮)の遺品を多く、受け継いでいる。
興味深かったのは、大奥で芸能を披露した、坂東美津江が明治になるまで生きていて、写真が残っていることである。その踊りの芸風は、古風で、「のんどり」というものであったらしい。「のんどり」ということばは、初めて耳にしたかと思う。
2025年8月5日記
「戦艦大和 パイロットたちの終戦」 ― 2025-08-08
2025年8月8日 當山日出夫
戦艦大和 パイロットたちの終戦
戦艦大和にカタパルトがついていたことは知っている。こういうことは、私の子どものころの少年漫画雑誌で図入りで解説があった。だが、その飛行機が何のために搭載されているのか、ということはあんまり考えたことがなかった。
46センチ砲は、40キロ以上の射程がある。水平線の向こうである。これを、いくら双眼鏡で見ようとしても、無理である。着弾地点を確認するためには、飛行機が必要ということになる。ここまでは、分かることである。
水平線の向こうの敵艦を、測距儀でとらえることはできないことになるし、また、この時代では、日本の技術では、電探……レーダーであるが……も、実戦につかえるレベルではなかったらしいということは、言われている。
空母と飛行機が主流となった太平洋戦争において、戦艦大和の巨艦主義は、あきらかに時代遅れであった。ピラミッド、万里の長城、戦艦大和……とは、誰が言い始めたことなのだろうか。
46センチ砲の着弾の観測のために飛行機があったとしても、その護衛のための戦闘機がついていなければならないはずだが、これが必要になるという発想がなかったらしい。水上に着水するためのフロートをつけた飛行機は、速度が遅く機敏に動くことができない。これでは、敵のグラマンに見つかったら、簡単に打ち落とされてしまう。それにしても、米軍機がフロートをつけた日本の飛行機を撃墜する場面のカラー映像が残っていたということは、おどろきである。
戦艦大和の最後の出撃については、かなりの証言が残っている。これも、吉田満のような立場(学徒兵で、主計少尉)と、兵や下士官といった立場とでは、おのずと語ることの内容も違ってくる。どれが正しいということではないと思う。そして、多くの生還者が、あまり多くのことを語りたがらなかったということも、また、重要なことであるにちがいない。
沖縄への特攻出撃の後、生還者がそろって集合写真をとっていたということなのだが、ここで集まった人たちは、いったいどんな思いだったのだろうか。
2025年8月4日記
戦艦大和 パイロットたちの終戦
戦艦大和にカタパルトがついていたことは知っている。こういうことは、私の子どものころの少年漫画雑誌で図入りで解説があった。だが、その飛行機が何のために搭載されているのか、ということはあんまり考えたことがなかった。
46センチ砲は、40キロ以上の射程がある。水平線の向こうである。これを、いくら双眼鏡で見ようとしても、無理である。着弾地点を確認するためには、飛行機が必要ということになる。ここまでは、分かることである。
水平線の向こうの敵艦を、測距儀でとらえることはできないことになるし、また、この時代では、日本の技術では、電探……レーダーであるが……も、実戦につかえるレベルではなかったらしいということは、言われている。
空母と飛行機が主流となった太平洋戦争において、戦艦大和の巨艦主義は、あきらかに時代遅れであった。ピラミッド、万里の長城、戦艦大和……とは、誰が言い始めたことなのだろうか。
46センチ砲の着弾の観測のために飛行機があったとしても、その護衛のための戦闘機がついていなければならないはずだが、これが必要になるという発想がなかったらしい。水上に着水するためのフロートをつけた飛行機は、速度が遅く機敏に動くことができない。これでは、敵のグラマンに見つかったら、簡単に打ち落とされてしまう。それにしても、米軍機がフロートをつけた日本の飛行機を撃墜する場面のカラー映像が残っていたということは、おどろきである。
戦艦大和の最後の出撃については、かなりの証言が残っている。これも、吉田満のような立場(学徒兵で、主計少尉)と、兵や下士官といった立場とでは、おのずと語ることの内容も違ってくる。どれが正しいということではないと思う。そして、多くの生還者が、あまり多くのことを語りたがらなかったということも、また、重要なことであるにちがいない。
沖縄への特攻出撃の後、生還者がそろって集合写真をとっていたということなのだが、ここで集まった人たちは、いったいどんな思いだったのだろうか。
2025年8月4日記
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