偉人の年収 How much?「女優 田中絹代」 ― 2026-05-19
2026年5月19日 當山日出夫
偉人の年収 How much?「女優 田中絹代」
たまたまであるが、高校生のときに習った先生が、映画研究として、五所平之助の専門家だった。だから、『マダムと女房』については、若いときから知っていることである。
市川崑監督の『映画女優』は見た。田中絹代を演じたのは、吉永小百合である。
熊井啓監督の『サンダカン八番娼館 望郷』は、見ている。熊井啓監督作品は、いくつか見ているが、これは、あまり感心しなかった映画である。私としては、田中絹代よりも、高橋洋子の方が、印象に残っている。
なお、山崎朋子の原作も読んでいるが、映画も同様であるが、ラストのシーンはおかしい。墓を南向きに作るのはごく普通のことである。北向きはむしろ避ける。決して、故郷の日本に背を向けて墓を作ったのではなく、逆に、南側の港にむかって、そして、その港は、日本への航路につながる、こう考えるのが妥当だろうと思っている。
ただ事実関係として言っていたことになるが、田中絹代は、学校教育をまともにうけていない。こういうことは、映画や演劇、芸能にかかわる人としては、この時代であれば、特に珍しいことではなかった。高峰秀子もそうである。学歴が話題になるような女優としては(今だと俳優といわないと正しくないのだが)、吉永小百合ぐらいからだろうか。
『愛染かつら』がヒットしたことは、時代的背景を考えると、こういう時代だったことになる。いわゆる軍国主義の時代になったからといって、世の中がすべてそれで塗りつぶされたわけではない。庶民、大衆、市民、が娯楽をもとめることは、当たり前のことである。(さらにいえば、エロ・グロ・ナンセンスをもとめるものでもあり、そして、これは弾圧されたり、地下にもぐったりすることになる。)
2026年5月12日記
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