芸能きわみ堂「群舞で魅せる戦国絵巻!舞踊「桶狭間」」2026-07-08

2026年7月8日 當山日出夫

芸能きわみ堂「群舞で魅せる戦国絵巻!舞踊「桶狭間」」

弧の会による素踊りの「桶狭間」である。

この番組でやるぐらいだから、舞踊はとてもすばらしい。これよりも面白かったのは、今川義元のイメージが、時代によってどう変わってきたかということ。これは、とても興味深い。

NHKの大河ドラマで、織田信長が出てくれば、桶狭間の合戦はある。そうすると、今川義元は登場することになる。この歴代のイメージが、どう変わってきたというのは、これはこれで、芸能史、文化史、歴史認識の歴史、ということから、あらためて考えるべきことになる。

やはり決定的な影響をあたえたのは、司馬遼太郎の作品だろう。『国盗り物語』は読んだし、大河ドラマも見ている。平幹二朗の斉藤道三が良かった。濃姫は、たしか、松坂慶子だったと思うが、どうだっただろうか。

司馬遼太郎が、今川義元を、京都の公家風の武将ということで描いた、そのイメージを、いまだにひきずっているところがある。蹴鞠を連想するあたりは、史実がどうであれ、京の都の公家風というべきことになる。

豊臣秀吉のイメージ、織田信長のイメージ、徳川家康のイメージ、これらをふくめて、戦国武将が、どのようなイメージで、特にサブカルチャーの領域で描かれてきたか……とても興味がある。一般の歴史学の戦国時代研究よりも、むしろ、面白いかもしれない。

見ながら思ったこととしては、これは実際のどこかの舞台を使ったのだろうか。スタジオのセットなのだろうか。どっちでもいいことかもしれないが、足拍子の音のことを考えると、どう番組として作るかは考えたことかもしれない。

2026年7月6日記

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