テキストが品切れである2011-03-02

2011-03-02
當山日出夫

学校の方から連絡があって、テキストにつかう予定の本が、品切れとのこと。

小池清治.『日本語はいかにつくられたか』(ちくま学芸文庫).筑摩書房.1995

である。

ねんのため確認してみると、本やタウンでは、まだ、在庫はある(2冊)。Amazonでも在庫はある。

しかし、筑摩書房のHPでは、在庫が、「×」になっている。

やむをない。いたしかたない。次年度は、プリント配布中心ということで授業にするか(日本語史)。この本、日本文学を学ぶ学生にとっては、非常によくできた、日本語史のテキストであると思ってつかってきた。無文字言語であった日本語がどのようにして書かれるようになってきたのか。仮名文はどのようにして成立したのか。また、近代的な口語散文の成立。

今の研究からすれば、やや時代におくれたところもないではない。しかし、それは、教えるときに、補えばいいだけのこと。上述のような、日本文学と日本語について、論点をしぼって簡単に書いた本がほかにあるだろうか。

ともあれ、次年度の教材準備が、たいへんになってきた。

當山日出夫(とうやまひでお)

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