山茶花 ― 2017-11-29
2017-11-29 當山日出夫(とうやまひでお)
水曜日なので花の写真。今日は、山茶花(サザンカ)である。
家の駐車場の横に木がある。一ヶ月ほどまえから、つぼみがふくらんで花を咲かせ始めている。
例によって、日本国語大事典(ジャパンナレッジ)を見てみる。
「さざんか」で見ると、ツバキ科の常緑小高木、とあり、「ツバキの漢名、山茶に由来する「さんさか」の変化した語」とある。
「さざんか」の語形では、俳諧・冬の日(1685)、大和本草(1709)に用例がある。近世になってから、「さざんか」の語になったようである。
語誌として注記があり、「「山茶花」の表記は中世後期に見られるが、当初は「さんざか」と読まれていた。」とある。
で、「さんざか」の語形でさらに検索しなおしてみることにする。
すると、「さんさか」ともとあり、用例としては、尺素往来(1439~64)、日葡辞書(1603~04)あたりが古い例になる。日葡辞書の例は、「Sanzaqua」とあるよし。この語形の新しいのを見ると、書言字考節用集(1717)である。
とすると、古くは「さんざか/さんさか」であり、江戸時代に「さざんか」の語になり、両方が用いられていた。それが、現代になると、「さざんか」に統一して使用されているということになるようだ。
例年、この花は、冬になると駐車場の横で咲いている。隣り合わせにもう一本の木があるのだが、こちらはツバキのようである。これも、この前見たら一輪すでに花がひらいていた。
水曜日なので花の写真。今日は、山茶花(サザンカ)である。
家の駐車場の横に木がある。一ヶ月ほどまえから、つぼみがふくらんで花を咲かせ始めている。
例によって、日本国語大事典(ジャパンナレッジ)を見てみる。
「さざんか」で見ると、ツバキ科の常緑小高木、とあり、「ツバキの漢名、山茶に由来する「さんさか」の変化した語」とある。
「さざんか」の語形では、俳諧・冬の日(1685)、大和本草(1709)に用例がある。近世になってから、「さざんか」の語になったようである。
語誌として注記があり、「「山茶花」の表記は中世後期に見られるが、当初は「さんざか」と読まれていた。」とある。
で、「さんざか」の語形でさらに検索しなおしてみることにする。
すると、「さんさか」ともとあり、用例としては、尺素往来(1439~64)、日葡辞書(1603~04)あたりが古い例になる。日葡辞書の例は、「Sanzaqua」とあるよし。この語形の新しいのを見ると、書言字考節用集(1717)である。
とすると、古くは「さんざか/さんさか」であり、江戸時代に「さざんか」の語になり、両方が用いられていた。それが、現代になると、「さざんか」に統一して使用されているということになるようだ。
例年、この花は、冬になると駐車場の横で咲いている。隣り合わせにもう一本の木があるのだが、こちらはツバキのようである。これも、この前見たら一輪すでに花がひらいていた。
Nikon D7500
AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR
AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR
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