新常用漢字:リンク集2008-05-16

2008/05/16 當山日出夫

今朝、ブログの類を確認すると、小形さんの「文字の名前」に、多くのコメントやトラックバックがついている。

「もじのなまえ」

http://d.hatena.ne.jp/ogwata/20080514/p1

そこからトラックバックをたどると、すでに、「新常用漢字に関するリンク集」がある。

omni:bus::typography-glosssary

http://d.hatena.ne.jp/satoschi/20080515

さて、今後、どのような展開を見せるか。「新常用漢字(案)」(らしきもの)を批判するのは容易である。しかし、現行の常用漢字が、ある意味で時代に適応しなくなっていることも事実。

印刷標準字体は、あくまでも「印刷」を、対象にしている。しかし、「常用漢字」は、「印刷」をメインの対象とはしないはずである(少なくとも、タテマエ上は。)

その制定(改訂)の目的と意義、そして、その方法論が問題になる。サンプリングの対象は印刷物だけか、景観文字はどうか。それによって、固有名詞をどう考えるか、今回の「案」(らしきもの)であれば、「韓」などは、固有名詞文字ではないのか……など、おそらく、これまで、漢字委員会が、つみかさねてきた調査と議論が、根底から、問い直されることになる。

理由はともあれ、「新常用漢字(案)」(らしきもの)が、世に出てしまった以上、これを引き受ける覚悟が、委員会には求められる。また、その説明責任を追及する権利が、国民の側にはある。

當山日出夫(とうやまひでお)

新常用漢字:靴と闇はミス2008-05-16

2008/05/16 當山日出夫

小形さんが、さっそく文化庁に出向いて、事情を聞いてくれた。

もじのなまえ

http://d.hatena.ne.jp/ogwata/

文化庁に聞いてみました

http://d.hatena.ne.jp/ogwata/20080516/p1#seemore

これによると、やはり、「靴」と「闇」は、単なるミスであった、とのこと。そりゃそうだろうなあ……と、なんとなく納得。

しかし、パブリックコメントは、いったいどうなるだろう。

當山日出夫(とうやまひでお)