デジタルアーカイブという用語のこと(2)2010-02-20

2010-02-20 當山日出夫

昨日のつづきを、すこし。(まだ、東京にいる。)

ややこしいことばが、
・デジタルアーカイブ
それに、
・Digital Preservation  (デジタル保存とでも訳せばいいか)
さらに、
・データベース
それから、
・単なる資料のデジタル化

これらのレベルというか、概念、用語が、あまり整理されずに使われてきているのが、日本の問題点だろうと思う。いま、さらに、「デジタルライブラリ」「デジタルミュージアム」が現実のものになろうとしているとき、このあたりの用語と概念の整理がまず必要だろうなあ、と感じる次第である。

少なくとも、「デジタルアーカイブ」の語は、「アーカイブズ学」の中の専門用語のひとつとして、使うようにした方が、いいように思う。これは、アーカイブズ学のためにとっても、また、一般に人文学研究でコンピュータやデジタル化資料をあつかう側の人間にとっても、である。

當山日出夫(とうやまひでお)

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