JADS国会図書館での研究会2011-01-17

2011-01-17 當山日出夫

すでに書いたとおり、1月15日、国立国会図書館(関西館)で、JADS(アート・ドキュメンテーション学会)の研究会・見学会が、開催となった。私も参加してきたので、感想をすこし。

まずは、国会図書館の側から、柴田昌樹さん、渡邉斉志さん、大場利康さん、による説明。国会図書館での近代デジタルライブラリーや、各種デジタルアーカイブについてのプレゼンテーションがあった。(まあ、このあたりは、一般に知られていることなのであるが。)

ただ、その後の質疑応答では、WEBアーカイブなどについて、いろいろとつっこんだ質問があったりして、非常に興味深かった。現在の法律のもとでは、公的機関のHPについては、国会図書館でWEBアーカイブしている。しかし、肖像権の問題などあり、すべてのデータが保存できているというわけではない、とのこと。

また、電子図書館についても、デジタル化できることは法的に認められるようになってきてはいるというものの、その利用・保存といった、将来的な利活用については、多大の課題をかかえている。このことについても、まさに「現場」の担当者ならではの意見を聞くことができた。

この日、ちょうど、大学入試のセンター試験の日と重なっていた。大学関係者にとっては、都合の悪い日であった。ちょっと設定した定員よりも少なめの人数で開催となった。しかし、人数が限定された分だけ、中身の濃い議論ができたのではないかと思う。電子図書館についての有益な議論ができた、研究会だったと思う次第である。

その後、館内の書庫の見学など、いろいろ見せてもらったのだが、それについては、また別に書くこととした。

當山日出夫(とうやまひでお)

今日は、国会図書館関西館2011-01-15

2011-01-15 當山日出夫

今日は、JADS(アート・ドキュメンテーション学会)の研究会で、国立国会図書館(関西館)での研究会・見学会。

ただ、今日は、大学入試センター試験の日と重なっているので、大学関係者の参加がむずかしいかな……とはおもったのだが、諸般の事情により、今日の日程になった。それでも、ある程度の人数はあつまりそうである。

この企画、提案したのは、実は、私なのであるが……まず、長尾真館長のときでないと、電子図書館見学会、といっても意味がないだろう。そして、長尾真館長の考え方とかは、いろんな著書で知ることができるし、また、各種の講演会など活発に発言されている。このとき、では、「現場」では、どのような人たちが、どのような考えのもとに、電子図書館の仕事にかかわっているのであろうか。これに接するのは、今しかない。このように思って、今回、この企画を提案してみた。

どうやら、センター試験の日は天気が悪い、ということらしいが……天気予報では、雨か雪になるかもしれないとのこと。とはいえ、関西館に行く交通に影響がでるようなことはないであろう。

無事に、JADSの関西地区部会の2011年の最初の研究会が、終わるようにと思っている。

當山日出夫(とうやまひでお)

JADS関西地区部会/国会図書館関西館見学会2011-01-06

2011-01-06 當山日出夫

JADS(アート・ドキュメンテーション学会)関西地区部会の見学会である。国利国会図書館関西館。これは、会員でなくても参加できる。できれば、多くの方の参加に期待したい。

学会HP
http://www.jads.org/kansai/2011/20110115.html

以下、HPから転記。

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■2010年度第3回(通算107)研究会案内

論 題:国立国会図書館のデジタルアーカイブ事業

主 催:アート・ドキュメンテーション学会関西地区部会

発表者:大場利康氏(国立国会図書館 関西館 電子図書館課長)、柴田昌樹氏(電子図書館課 課長補佐)、渡邉斉志氏(電子図書館課 課長補佐)

日 時:2011年01月15日(土) 15:00~17:00 (研究会終了後に懇親会を予定しています)

会 場:国立国会図書館 関西館 (集合場所:西口)
http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/guide/route.html
をご覧ください。
TEL: 0774-98-1200(代表)
〒619-0287 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3
JR学研都市線祝園駅/近鉄京都線新祝園駅から、奈良交通バス「36 祝園駅 光台循環」または、「41または47 学研奈良登美ヶ丘駅」乗車、「国立国会図書館」停留所

申 込:氏名、所属、連絡先(メールアドレスおよび電話番号)を明記の上、下記までメール、Faxまたは郵送により連絡下さい。JADS(アート・ドキュメンテーション学会)会員の方はその旨もお知らせください。
岡本隆明
Mail: okmt-t■fc.ritsumei.ac.jp(■を@に変更してください。)
〒603-8577
京都市北区等持院北町56-1 立命館大学アート・リサーチセンター
TEL: 075-466-3411(代表)
Fax:075-466-3415

定 員:15名(申し込み先着順)

会 費:主催団体会員 200円 その他 400円(学生半額)

概 要:
周知のように国立国会図書館では、所蔵する資料の大規模なデジタル化をはじめ、電子図書館としてデジタル・コンテンツを作成・収集・提供する事業が進められています。今回の研究会では関西館・電子図書館課の大場氏、柴田氏、渡邉氏に、近代デジタルライブラリーと国立国会図書館のデジタル化事業について、また、インターネット資料収集保存事業と今後の展望や、MLA連携に関する国立国会図書館の取組についてお話いただきます。また、簡単なものになりますが、見学も予定しています。

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當山日出夫(とうやまひでお)

JADSの国会図書館(関西館)見学会2010-12-25

2010-12-25 當山日出夫

JADS(アート・ドキュメンテーション学会)の関西地区部会の、次回の研究会(見学会)は、

2011年1月15日(土)
国利国会図書館 関西館

で開催である。その電子図書館、デジタルアーカイブの見学である。

学会HPは、
http://www.jads.org/kansai/2011/20110115.html

別に、学会員でなくでも参加できる。

ちょうど、この日は、大学入試のセンター試験の日と重なっているのであるが、さて、どうなるか。なるべく多くの、多様な分野の人の参加に期待したい。とにかく、これから、図書館とデジタルアーカイブは、重要な存在になっていくことは確実なのであるから。

當山日出夫(とうやまひでお)


JADSでUSTREAM可能かな2010-10-26

2010-10-26 當山日出夫

さて、どうなるかわからないのであるが……まあ、書いてもいいだろうと思って書く。今度のJADS(アート・ドキュメンテーション学会、11月14日、同志社大学)において、USTREAMをためそうか、どうしようか、というところ。

いまの時代、何かイベントがあって、それを、USTREAMで中継というのは、ごく当たり前のことになってきている。特に、日常的にTwitterを使っているとそう感じる。

私が、Twitterを使い始めて一年以上になる。書いたメッセージの総数は、現時点で、約1万弱ほど。Twitterの普及と、USTREAMの普及と、時をおなじくして経験している。強いて、いえば、USTREAM中継が増えてきたせいで、Twitter中継が、減ってきているかなとは感じるところである。しかし、USTREAM+Twitterというのは、ごく普通に日常生活の中にとけこんできている。

ところで、JADS。問題がないわけではない。この学会、博物館・美術館の関係の発表が多い。となると、その発表の中で、パワーポイントでうつされる映像における、権利関係が問題にならないともかぎらない。

USTREAMは、公衆送信に該当するだろう。この観点から、問題がなければいいのである。しかし、場合によっては、どうなるかわからない。これは、個々の発表者の判断、発表内容による。

時代の大きな流れとして、USTREAM+Twitterというのが、当然のようになってきているなかで、よりその可能性をひろげる方向で考えていきたいと思っている。

當山日出夫(とうやまひでお)

JADS秋季研究会2010-10-25

2010-10-25 當山日出夫

JADS(アート・ドキュメンテーション学会)の秋季研究発表会の案内を転記しておきます。

http://www.jads.org/news/2010/20101114_2.html

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■第3回 JADS 秋季研究発表会 開催のご案内
2008年度より、アート・ドキュメンテーションに関わる研究発表の場として
秋季研究発表会を新設しました。本年度も引き続き第3回を開催いたします。
奮ってご参加下さい。

■主催:アート・ドキュメンテーション学会
 共催:同志社大学文化情報学部

■開催日時
2010年11月14日(日)10:00-17:00

■会場
同志社大学 寒梅館 KMB203
※地下鉄 烏丸線 今出川駅 2番出口
今出川キャンパスではなく、室町キャンパスですのでご注意ください。
アクセスマップ http://www.doshisha.ac.jp/access/ima_access.html

■参加費
1000円(資料代。懇親会費別途)

■定員
80名
*定員になり次第締め切らせていただきます。

■参加申し込み方法
応募フォームよりお申し込みのうえ、受付完了メールを印刷して当日受付にてご提示ください。
参加申し込みは以下のフォームよりお願いします。
http://www.jads.org/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=2010fall

■ プログラム/研究発表要旨

9:30-10:00 受付

10:00-10:10 開会の挨拶

10:10-12:00 第I部 ※以下,いずれも発表時間15分、質疑応答5分

【発表1】岡野 裕行(法政大学キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科兼任講師)
「特定専門分野における資料収集理念の形成:文学館や図書館における文学資料の収集状況を中心に」

【発表2】研谷紀夫(東京大学大学院情報学環)
「写真アーカイブより華族社会における人脈ネットワークを分析する試みとそのドキュメンテーション」

【発表3】田良島 哲(東京国立博物館)
「明治前期博物館における洋書の収集」

【発表4】家村祐香(同志社大学大学院文化情報学研究科博士後期課程)
「美術史研究者の認識構造を反映した作品データベースの構築―山口素絢筆「百美人図」を基に―」

12:00-13:15 昼休み

13:15-14:45 第II部

【発表5】岩田好美(同志社大学大学院文化情報学研究科博士前期課程)
「謡曲の詞章からみる、能作者の特徴-数理的分析を通して-」

【発表6】辻元健士(同志社大学大学院文化情報学研究科博士前期課程)
「視線と印象の関連性 ―絵画鑑賞時の視線計測を基に―」

【発表7】土山玄(同志社大学大学院文化情報学研究科博士前期課程)
「『源氏物語』の色について-各巻の内容と色彩語の頻度との関係-」

14:45-15:00 休憩

15:00-16:30 第III部

【発表8】東昇(京都府立大学文学部)
「対馬宗家の文書管理と収納別検索 -文書管理史研究とデータベース-」

【発表9】橋本禎郎・深瀬宰(日本写真印刷株式会社)
「文化財デジタル撮影の有効性について」

【発表10】水谷 長志(東京国立近代美術館)
「ARLIS at 40-美術図書館協会(ARLIS)の活動の足跡とその出版物」

16:30-16:45 閉会の挨拶

17:00-17:30 懇親会受付

17:30-19:00 懇親会 同志社大学 寒梅館1F 
Hamac de Paradis(アマーク・ド・パラディ)
http://balnibarbi.com/shop/hpk/

参加費:5000円程度

■問い合わせ
アート・ドキュメンテーション学会 行事・企画委員会までメールにて
MAIL:jadsevent■gmail.com

当日までの問い合わせ先(会場について):
同志社大学文化情報学部阪田研究室
0774-65-7703

JADS(アート・ドキュメンテーション学会)
http://www.jads.org

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當山日出夫(とうやまひでお)

アルベール・ポワロ氏の講演会2010-10-23

2010-10-23 當山日出夫

JADS(アート・ドキュメンテーション学会)の行事である。HPから転載しておく。参加費無料、事前申し込み不要、多数の方の来場を期待したい。

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講師:アルベール・ポワロ氏(ストラスブール国立・大学図書館長)

演題:フランス図書館のコレクション:文化遺産と合理性(通訳付き)

主催:

日仏図書館情報学会
文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学) / 立命館大学アート・リサーチセンター、
アート・ドキュメンテーション学会関西地区部会

日時:2010年11月6日(土)
14:00~16:00(受付 13:30~)
17:00~19:00(懇親会 会費 約5,000円)

会場:立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
アクセス:http://www.arc.ritsumei.ac.jp/aboutus_access.html

お問い合わせ:人文社会リサーチオフィス内アート・リサーチセンター事務局
E-mail:arc-jimu@arc.ritsumei.ac.jp
Tel:075-465-8476

入場無料・事前申し込み不要

開催趣旨:

本講演会は、日仏図書館情報学会40周年記念シンポジウム(東京)での基調講演に続くアルベール・ポワロ氏の2回目の講演会です。同氏の来日は、本学会の推薦により、財団法人日仏会館の日仏学者交換事業の一環として実現いたしました。

講師のポワロ氏は、プロフィールに窺われるようにフランス図書館の全体像をもっともよく把握している専門家の一人であり、図書館コレクションだけでなく、フランスの文化遺産全般についても深い知見をお持ちです。
今回はフランス図書館のコレクションに焦点を当てながら、フランスにおける文化遺産に対する理念について、氏の経験を交えながら具体的にお話ししていただく予定です。

この10年をとってみても、フランスの文化遺産とその情報化についての講演会は、わが国では数えるほどしか開催されておりません。このような意味においても、図書館ならびに博物館・美術館に関係される多くの皆様のご参加をお待ちいたします。

Albert POIROT氏プロフィール:
1952年生まれ。Ecole des Chartes(国立古文書学校)卒。 オート=ソーヌ県貸出中央図書館長、ディジョン市立図書館長、文化・コミニケーション省図書・読書局長付き、図書館総監督官を経て、2006年より現職(Administrateur de la Bibliothèqunationale et universitaire de Strasbourg)。専門は、図書館情報学、文化財学

なお、40周年記念シンポジウム(東京)を含む行事詳細は、下記学会(日仏図書館情報学会)ホームページを参照してください。

日仏図書館情報学会
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-9-25 日仏会館内
http://wwwsoc.nii.ac.jp/sfjbd/

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當山日出夫(とうやまひでお)

JADSの行事が連続2010-10-05

2010-10-05 當山日出夫

直接、学会がかかわる行事だけでも、JADS(アート・ドキュメンテーション学会)の行事が連続してある。

10月9日 継承と活用:アート・アーカイヴの「ある」ところ 於:東京国立近代美術館

11月6日 関西地区部会 2010年度第2回(通算第106回)研究会案内 アルベール・ポワロ氏関西地区講演会 於:立命館大学

11月14日 2010年11月14日(日) 2010年度秋季研究発表会 於:同志社大学

そのほかに、個別の研究会活動など。さして規模の大きくない学会であるにも、かかわらず、なぜか、行事が多い。たいへんなのである。

しかし、それだけ、この分野に人が注目していてくれるということでもあるのだろう。これはこれでありがたいことである。それに今から計画しているのは、関西地区部会の来年の見学会。これも、オープンできる状況になったら、HPに形成した後、ここでも紹介したい。

當山日出夫(とうやまひでお)

JADS秋季研の募集2010-09-04

2010-09-04 當山日出夫

JADS(アート・ドキュメンテーション学会)で、秋季研究発表会(於同志社大学、寒梅館)の発表者を募集している。せっかく絶好の場所であるのに、今回、なぜか集まりが悪いようである。とりあえず、ここにも掲載してみる。発表を希望される方は、是非、応募してもらいたい。

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2008 年度より、アート・ドキュメンテーションに関わる若手の研究発表の場として秋季研究発表会を新設しました。

本年度、第 3 回秋季研究発表会を開催いたします。つきましては、下記要項で研究発表を公募しますので、会員のみなさまの日頃の研究成果を奮ってお寄せください。

■募集対象

アート・ドキュメンテーションに関する研究・事例報告・調査報告等で、会員個人による発表、もしくは会員を代表者とするグループ発表。

■募集発表数:若干名 1 発表 20 分(発表 15 分、質疑 5 分)

いただいた募集をもとに、行事・企画委員会において研究発表者の選考を行います。

■ 発表申し込み 〆切 9 月 5 日( 日 )

1) 発表者名・ふりがな ( 所属のある場合は所属も記載 )
2) 連絡先
3) 発表タイトル
4) 発表要旨 200字程度
5)インターネット使用の有無

■ 申込先

行事・企画委員会 jadsevent■gmail.comまで(■を@に変更してください)
件名を「2010 秋季研申し込み(氏名)」と してメールにてお申し込みください。

■ 研究発表者選考

9 月 14 日( 火 ) 発表決定者へ通知
行事・企画委員会において研究発表者の選考を行います。

■ 予稿集原稿〆切 10 月 12 日( 火 )必着

選考された研究発表者には、おって予稿集原稿の作成仕様ならびに提出先をお送りします。
氏名、タイトル等を含んでA4で4枚以内、WordもしくはPowerPointの完全版下原稿におまとめいただくことになります。


■ 開催日時と会場ならびに参加費

日程:11 月 14 日(日)
会場:同志社大学 寒梅館
※地下鉄 烏丸線 今出川駅 2番出口
今出川キャンパスではなく、室町キャンパスですのでご注意ください。
アクセスマップ http://www.doshisha.ac.jp/access/ima_access.html
研究会参加費:有料(資料代ほか。金額については調整中)
最終案内は、学会ホームページ  http://www.jads.org  において広報いたします。

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當山日出夫(とうやまひでお)

アート・アーカイヴが掲載になった2010-08-10

2010-08-10 當山日出夫

6月にあった、アート・ドキュメンテーション学会の年次大会。その時のシンポジウムの取材記事が、ようやく掲載になった。

ニッシャ印刷文化振興財団
AMeeT
http://www.ameet.jp/

http://www.ameet.jp/digital-archives/digital-archives_20100810-2/#page_tabs=0

とにかく、まんべんなくまとめるように書いたつもりなので、どんな感じのシンポジウムであったかは、ざっと見て理解していただけることと思う。いずれ、これは、きちんとした冊子体のものが出る予定(書いて、しまっていいのかな、まあ、いいか)である。あくまでも、私個人の視点から見ての報告と思っていただければと思う。

當山日出夫(とうやまひでお)