ブラタモリ「江戸っ子の大山詣り▼渋谷発・大流行の参詣旅!百年以上続く宿坊」2025-07-02

2025年7月2日 當山日出夫

ブラタモリ 江戸っ子の大山詣り▼渋谷発・大流行の参詣旅!百年以上続く宿坊

今でも大山詣りのための宿坊がかなりの数残っているということに驚いた。はっきりいって、もうすたれた過去のことかと思っていたのだが、そうではなかった。

名物が豆腐というのも面白い。番組のなかで言っていたこととしては、お金のかわりに大豆を持ってきたということがあって、ということのようだが、本当だろうか。だが、少し前のまでの日本の社会で、お金の代わりにお米や大豆などが、日常生活のなかにあったということも、たしかなことである。

前にも書いたが、「よみがえる新日本紀行」で、昭和50年頃の伊勢太神楽の旅の様子をあつかっていたが、この時代まで、家の庭先で太神楽の芸を披露して、報酬としてうけとるのはお米だった。これは、見ていておどろいたのだったが、お米を金銭の代わりにつかう、民衆のなかの経済というものがあったことになる。もらったお米をかついで、旅から旅へと移動することはなかっただろうし、最終的には、どこかで換金する必要があったはずである。

大山詣りの宿坊は、かなり古い状態をそのまま保っているようだが、これは、できる限り残してほしいものである。だが、今の時代だと、ああいう大広間で、他の人と一緒になって寝るということは、あまり好まれないだろうが。

2025年6月30日記

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