『八重の桜』「鉄砲と花嫁」2025-06-30

2025年6月30日 當山日出夫

『八重の桜』「鉄砲と花嫁」

日曜日の昼間は、『八重の桜』から『べらぼう』とBSP4Kで見ているのだが、『八重の桜』は、演出の方針がかなりオーソドックスという印象を受ける。そんなに奇をてらったところがない。『べらぼう』は、吉原が舞台ということもあるが、意図的にケレン味のある演出をしている。

この回まで見てきて思うことの一つには、登場人物の着物がいい。特に女性の着物がきれいである。特に派手な衣装ではない。地味な柄が基本であるが、しかし、この時代の会津の田舎町(というのも失礼だが)だったら、こんなふうだっただろうと、十分に納得のいくものになっている。

時代考証としては、この時代なら、全国的に木綿が普及していただろうということになるだろう。織物の模様としては、絣か縞模様だろうと思うが、幕末のころのものなら、実物が残っていたり、絵画資料があったりするだろうから、考証するのにそう難しいことはないかと思う。いや、それでも、一般庶民の着ていた着物がどんなだったかは難しいだろうか。お姫様の着ていた豪華な着物の方が、衣装としては作りやすいかもしれない。

公武合体、尊皇佐幕、というあたりのことが、現実路線としてあったということになるのかとも思うが、理論的につきつめて考えるならば、天皇を頂点にして、徳川の将軍もその下に位置するということになる。ならば、その将軍と諸侯(大名たち)との関係はどうなのか、主従関係にあるのか、連合体なのか、ここのところの理解によっては、最終的に討幕ということにならざるをえないのだろう。そこに日本という国の独立ということをはさみこむと、討幕開国という路線になって、西郷隆盛などが、その路線をすすむことになった……まあ、ドラマとしては、このような筋書になる。

勝海舟と西郷隆盛が会っていたのだが、この後、再び出会うとすると、江戸城の無血開城をめぐる談判ということになるのだろう。

川崎尚之助が開発したのは、銃身の内部に螺旋の溝があると言っていたから、ライフルということになるのだろうが、その威力がどれぐらいのものだったのか、具体的に分かるように描いてあるとよかったと思うのだが。

宮下順子が出ていたが、この女優さんの若いときの姿をスクリーンで見たという人も、いまでは少なくなってきているだろう。

2025年6月29日記

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