内村シンポジウムの精興社の発表2010-06-28

2010-06-28 當山日出夫

先ほど、7月3日の内村鑑三シンポジウムの精興社の発表の資料を送ってもらったので目をとおしたところ。

なるほど、電子出版にについて、現場の印刷業はこのように考えるのか、ポイントが非常によくわかる。それも単なる技術的な処理だけの問題におわっていない。コンテンツ、その電子書籍の内容を、どのようにしたら次世代の次のプラットフォームに継承できるのかの視点からも考察してある。

これは、電子書籍、電子図書館に興味のある人にとっては、必見の発表になるにちがいない。この方面に関心のある多くのかたの参加を願っている。

當山日出夫(とうやまひでお)

【再掲載】DVD版内村鑑三全集刊行記念シンポジウム2010-06-29

2010-06-29 當山日出夫

いよいよ、こんどの土曜日。間近にせまりましたので、ここに再掲載します。終わった後、懇親会も設定してあります。みなさん、どうかお気軽にご参加ください。


「内村鑑三」とはなっていますが、思想史研究が半分、残りの半分は、デジタル書籍についてです。実際に製作にあたった精興社や、ARGの岡本真さんの発表もあります。電子書書籍、電子図書館に興味関心のある方にとっても、有益な会になることと思います。

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●DVD版内村鑑三全集刊行記念シンポジウム

日時:2010年7月3日(土) 1:00~5:00
場所:国際基督教大学(ICU)本部棟206室
主催:内村鑑三全集DVD版出版会有志
協賛:ICU千葉眞研究室
企画:當山日出夫

国際基督教大学アクセスマップ
http://www.icu.ac.jp/access/index.html
キャンパスマップ
http://www.icu.ac.jp/info/facilities.html

参加費・資料代 1000円(一般) 500円(学生)

問い合わせ先:
斎藤みち・出版会事務局
saitou_3131■ybb.ne.jp
當山日出夫
htoym■kcn.ne.jp

※事前申し込み不要。直接、会場においでください。

●プログラム

1:00  受付開始
1:15-1:20 開会挨拶(田村光三.出版会)
1:20-1:25 会場校挨拶(千葉眞.ICU)
1:25-1:30  開会趣旨説明(當山日出夫.立命館大学)
1:30-2:00 DVD版全集の経緯(斎藤みち.出版会)
2:00-2:30 近年の内村鑑三研究の動向とDVD版
      (大山綱夫.『内村鑑三研究』編集委員)
2:30-3:00 DVD版全集の実際の利用について
      (柴田真希都.東京大学大学院)
3:00-3:15 休憩
3:15-3:45 DVD版作成の技術的課題(木村素行.精興社)
3:45-4:15 デジタル書籍の最新動向から考える内村鑑三全集DVD版の可能性と課題
      (岡本真.ARG)
4:15-4:45 全体討論(総合司会 當山日出夫.立命館大学)
4:45-4:50 閉会挨拶(斎藤みち.出版会)

●開催趣旨

近年、電子書籍のことが話題になっています。Kindle(Amazon)や iPad(Apple)などの新しいプラットフォームの出現。また、グーグルブックスや、大規模デジタルライブラリ(電子図書館)構想など、あらたな潮流として、書籍とデジタルをめぐってわきおこってきています。

このような流れのなかにあって、昨年、DVD版『内村鑑三全集』が刊行されました。これによって、全40巻の全集の本文について総合的な検索が可能となり、また同時に、デジタル書籍としての利用も視野にいれたものとなっています。では、このDVD版全集は、今日の電子書籍や電子図書館の動きのなかで、どのような意味をもつものでしょうか。人文学研究者にとって、DVD版の刊行は慶賀すべきことではありますが、これによってどのような研究領域がひろがっていくのか、さらに考えてみるべきであります。

本シンポジウムでは、内村鑑三研究の専門家の諸先生、実際にDVD版の作成にあたった印刷業の方(精興社)、さらには、近年、電子図書館について活発な活動を展開している岡本真氏(ARG)をむかえて、総合的に、これからの、内村鑑三研究、人文学研究とデジタル技術、電子図書館の将来、などの諸問題について、多様な視点から議論する場としたい所存です。

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當山日出夫(とうやまひでお)