やまもも書斎記

2022年10月23日　當山日出夫

『舞いあがれ！』第3週「がんばれ！お父ちゃん」
https://www.nhk.or.jp/maiagare/movie/week03/

このドラマはよく出来ていると思う。私がそう感じる理由としては、見るものの想像力にうったえるところがある、というところにある。

舞の家庭のそれぞれの人びと、工場の従業員、学校のともだち、お好み焼き屋さんの人びと、これらの人びとの様子が、非常に丁寧に描かれている。丁寧に描くということは、詳しく説明的に描くということではない。描写の細かさの背景に、その人びとの人間のこれまでと今を、感じさせる微妙な余韻と余白があるのである。

これは、東大阪の町工場という設定もあるのかもしれない。その街の雰囲気、空気感というようなものが伝わってくる。説明的になりすぎない描写が、それを生かしている。

模型飛行機、子供のころに作ったことがある。今でも、売っているのだろうか。

生駒山上の遊園地。子供が小さいころは、何度か行ったことがある。最近は、あまり行っていない。ただ、我が家からは、直接、生駒山を望むことはできない。

さて、大きくなった舞は、人力飛行機に出会うことになる。この番組で、琵琶湖での鳥人間は出てくることになるのだろうか。次週以降の展開を楽しみに見ることにしよう。

2022年10月22日記