『どうする家康』「大阪の陣」2023-12-04

2023年12月4日 當山日出夫

『どうする家康』第46回「大阪の陣」

始まりで登場していたのは、タヌキとキツネであった。家康がタヌキで、茶々がキツネということだろうか。

このドラマも残すところわずかとなった。この回は大阪の陣。

印象に残るのはやはり家康の覚悟である。戦乱の世を終わらせるためには豊臣を滅ぼすしかない。その最後の戦に家康は自ら臨もうとしている。ここで、秀忠は正面には出てこない。豊臣を倒すのは秀忠の役目ではないということである。

このあたりの家康の描き方を見ると、最初のころの状況によってはいったいどうしようかと迷う様子からは、まるで別人である。ドラマで描いてきたのは、家康という人間の成長の物語であったかとも思う。

家康は鉛筆を使っていた。日本に現存する最古の鉛筆が、家康の使用のものであるということは、よく知られていることだと思う。

大阪城で、茶々、秀頼、それから千姫が並んで武将たちの前で士気を鼓舞するシーンがあったが、さて、このような場面があり得ただろうかとは思ってしまう。しかし、ドラマとしては、豊臣の心意気を示すことになる重要な意味があるかと思う。

家康は大阪城に向けて大砲を撃つように命じる。この砲撃を受けて、豊臣の方では、茶々たちは天守に逃げる。さて、この時代の城のあり方として、天守は避難場所として選ばれるものだったのだろうか。このようなことを思ったりするが、ドラマの演出としては、面白い展開になっていたかと思う。

あの時代の大砲は、あんな遠距離から命中精度が高かったのだろうか。

真田丸が出てきていた。大阪の陣で、真田丸のことが大きく出てくるのは、以前の大河ドラマの『真田丸』を受けてのことかと思う。

さて、次週は大阪の陣の続きになる。楽しみに見ることにしよう。

2023年12月3日記

「あの日アメリカで何が 映像記録・ケネディ暗殺60年」2023-12-04

2023年12月4日 當山日出夫

BS世界のドキュメンタリー 「あの日アメリカで何が 映像記録・ケネディ暗殺60年」

もう六〇年になるのかという気がする。この事件のことは、私はかろうじて記憶している。日本でも大きなニュースだった。

ドキュメンタリーの作り方として、余計なナレーションによる説明は極力入れず、当時の映像と音声記録で構成してある。これが、日本の番組だったら、ケネディ大統領暗殺の真相は……と、解釈を付けくわえるところかもしれない。このような番組の場合、説明とか解釈とかはない方が、より強く事件のことが見るものに伝わる。

事件について、新資料が出てくるということはなかった。だが、事件の真相はどうであれ、そのときに、現場にいた人びとにとってどのような事件であったのか、それがどのようい記録され、報道されていたのか、このような観点からかなり興味深い作り方になっていたと思う。

ケネディの演説予定原稿についても出てきていた。なかに神ということばが出てきていたのが印象に残る。少なくともこの時代、アメリカという国家の理念のなかには、キリスト教信仰が深く存在していたことは確かなことだろう。

2023年12月2日記