ウチのどうぶつえん「動物をマモル、ということ。」2024-01-02

2024年1月2日 當山日出夫

ウチのどうぶつえん 動物をマモル、ということ。

ホッキョクグマ、アザラシ、アマミノクロウサギ、ウミガメ、ライチョウなどのことだった。

普通の動物番組というと、どうしても野生の動物を中心に見ることになる。これはこれでいいのだが、動物園や水族館にいる生きものたちと野生の生きものとが、どうかかわることになるのか、という視点も重要である。まずは、自然環境の保全ということになる。それで手がおよばない部分については、人間がなんらかのかたちで介入することになる。

ホッキョクグマのエサについて、非常にデリケートな注意をはらっているということは、この番組で知った。採血に体重測定もしている。また、秋になるとエサを食べなくなるということも、興味深い。

アマミノクロウサギが、マングースの駆除のおかげで生息数が回復していることはよろこばしいことではある。が、そのマングースは、もともと人間がもたらした外来の生きものである。事故にあったアマミノクロウサギがいる。人間と隣り合わせで生息しているのなら、交通事故にもあうことになる。自然に帰せないものについては、動物園で保護する。このような事情で動物園にいる生きものもいるということを知っておくことは意味があることかと思う。

ウミガメ、ライチョウも、自然に戻すために飼育するということをしている。動物園や水族館の活動に、このような側面があることは、もっと広く知られていいことだと思う。

動物園にいる動物たちを通じてであるが、そこから今日の自然環境の問題が見えてくる。こういう企画は続けていってほしい。

2023年12月31日記

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