100分de名著「アンドレ・ブルトン“シュルレアリスム宣言” (1)20世紀最大の芸術革命」 ― 2026-08-12
2026年8月12日 當山日出夫
100分de名著「アンドレ・ブルトン“シュルレアリスム宣言” (1)20世紀最大の芸術革命」
この本は読んだことのない本である。しかし、シュルレアリスムということばは、知っているし、時として使うこともある。
見ていて思ったことは、近代の西欧の19世紀の終わりから、第一次世界大戦を挟んで、第二次性大戦までの間、この間の、文化、学問、芸術、文学、音楽、思想、宗教、哲学、風俗、その他、もろもろのことを総合的に考えることが必用だろうということになるが、しかし、現代では、それから、100年が経ったとはいえ、それが考えられる時代にはなっていないなあ、と感じる。
この回で、重要なのは、フロイト、ということになるだろう。無意識、ということを、それまでの人類は漠然とは知覚していたにちがいないが、それを、はっきりと明言したことの意味は、とてつもなく大きい。
ただ、それが、サイエンスでどう考えるかは、また微妙であるが。
しかし、現代なら、人間の脳の中のさまざまな動きや反応を、検知して、出力することが、可能になりつつある。いってみれば、これまで、人間が無意識の領域としてきたことを、テクノロジーで可視化することが可能になる。
たとえば、自動筆記のようなことを、脳のはたらきと直接リンクさせることも、可能になる(だろう)。
これが、人間にとってどういう意味のあることなのか。これは、サイエンスなのか、という疑問は残る。
けれど、これからのAIの発達とともに、人間の脳の中のはたらきの研究がすすめば、それが、人間についての感覚や知識を変えていくことはたしかだろう。
シュルレアリスムの発想は、むしろ、これからの人間観にかかわることだと、私は思う。
2026年8月5日記
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