表記研究会(第44回、関西大学)に行ってきた2019-09-27

2019-09-27 當山日出夫(とうやまひでお)

2019年9月21日、関西大学で、第44回の表記研究会があったので行ってきた。

今回は、発表は午後からであった。朝の一〇時ごろ、長男が仕事に出るついでに駅まで送ってもらう。我が家からだと、関西大学までは、近鉄~地下鉄の乗り換えで行ける。生駒まで行って、快速急行に乗り換えて、日本橋まで。そこで地下鉄に乗り換える。

早い目について、大学の近所で昼食。このあたりのお店は、来るたびに変わっているように思う。この前来たのはいつだったろうかと思うのだが、今回来てみて気付くのは、タピオカのお店が増えていたこと。はて、この前来たときには、あったろうかと思う。

いつもは、国語語彙史研究会と連続であるのだが、今回は、独立して開催。国語語彙史研究会は、次の週である。そのせいもあってか、ちょっと人のあつまりが多くなかった。

発表は、二件。

最初の発表は、主に近代の活字印刷における、句読点「、。」のあつかいについてのもの。詳しく調べてあった発表だとは思うのだが、気になったこととしては……たとえば、樋口一葉の文章などを現代において読んでみると、句読点のあつかいが現代とは違っている。現代の文章なら、句点「。」であるところを、読点「、」で書いている。このように文章を書くときの機能のちがいをどう考えるか……このあたりが気になったことである。さらにいえば、文章を印刷する、現代では、コンピュータのディスプレイで見るとき、どのように禁則処理をするのか、という問題がある。

ちなみに、私は、今、この文章を書くのに、Meryというフリーのエディタを使っている。日本語文をきれいに表示してくれるので気にいって使っている。このMeryの特徴としては、行頭に、小さい促音の「っ」などがこないようになっている。これは、WEBブラウザ……私がメインにつかっているのは、Firefoxであるが……においても、同様である。

次の発表は、月の名称の「水無月」「神無月」の表記「無」の文字を問題にしたもの。これも、よく考えられていて、調べられている発表だと思った。が、気になったこととしては……では、『万葉集』では、一月(むつき)から十二月(しはす)まで、それぞれの月の名称がどのようになっているのか、ということがある。これなど、自分が不勉強で『万葉集』をその目で読んでいないということなのではあるが。

終わって、特に懇親会が設定されていたというわけでないないが、適当にあつまって、大学の近くのお店で簡単に、軽く飲んで食べて、ということになった。この店は、なぜか、このごろ関西大学にくるたびに、はいっているような気がする。

家に帰ったら、九時ごろになっていただろうか。つかれていたこともあるし、もうすぐに寝てしまった。次回は、来年、東京の清泉女子大学で開催である。

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