「進化する西之島 未知の大地への挑戦」2024-03-30

2024年3月30日 當山日出夫

フロンティア 進化する西之島 未知の大地への挑戦

これは面白かった。

西之島の噴火のときのことは、ニュースで見て知ったかと憶えている。しかし、この島で、生態系がリセットされて、そこで生物学の新たな研究が始まっていることは、この番組で知った。非常に興味深かった。

世界中にこのような島はどれくらいあるのだろうか。たまたま日本の領土としてあって、気候としても温暖な地域になる。多くの生物が生息できる条件はあるかと思う。ここで、火山の噴火で生態系がゼロになってしまって、そこにどのような鳥とか昆虫がやってきて、生態系を作っていくことになるのか、とても興味深い。

まずやってくるのが鳥である。それから、昆虫もやってくる。(番組では触れていなかったが、これらにともなって微生物もやってきているのかと思うが、どうなのだろうか。)

人間が立ち入ることができない(危険なので)、ロボットを作って、ドローンで運んで、サンプルを採取する。そして、またドローンで運んで持って帰る。まさに今の時代ならではの研究方法である。

たぶん、この島の研究はずっと続くに違いない。いや、続けてこそ価値がある。一〇年とか二〇年とかで結果の出るような研究ではない。このような研究を手助けしてこそ、学術の支援の意味がある。なんとか継続的に研究できる環境をととのえていくことが非常に重要である。

この研究にどんな価値があるのか……それは、何よりも面白いからである。これ以上の余計なこと、どんな役にたつのかといった議論は無用であると確信する。ま、結果的に何かの役にたつことはあるだろうが。

2024年3月29日記

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