よみがえる新日本紀行「森と匠の村〜北海道・音威子府村〜」2025-02-22

2025年2月22日 當山日出夫

よみがえる新日本紀行 森と匠の村〜北海道・音威子府村〜

最初の放送は、昭和57年。

見て驚いたことがあるというのが正直なところである。(失礼な言い方かとも思うのだが)今も音威子府村という自治体が残り、高校も残り、鉄道も残っている。廃村にならないまでも、その後の合併で無くなっていたかと思っていたのだが、そうではなかった。(しかし、市町村合併せずに単独で生きのこることにしたということなのかもしれないが、それはそれでいろいろと苦労があることだろう。だが、このような村だからこそ、「よみがえる新日本紀行」で再び取りあげることになったのだろう。今でも元気な地方の村、ということで。)

昔の放送の部分を見ると、今から40年ほど前の北海道の暮らしというのは、そういうものだったのか、という気がする。砂澤ビッキのことは、名前を憶えている人なのだが、どういう作品を残した人であるかまで、はっきり記憶していたということではない。

木工に特化した高校であり、全国から興味のある学生を集めている。これは、北海道のこの地方ならではの取り組みであり、現在では成功していると言っていいだろう。このような自然環境のなかで木工を学べるというのは、なかなか出来ることではない。出来れば、周囲の山林の維持管理や植林ということについても、現在ではどうなっているのか、気になるところである。この地域の森が手つかずで残ってきたというのは、北海道大学の演習林であったから、というのは、確かにそのとおりなおだろう。(これが、民間の所有だったら、乱開発されるか、さもなくば、捨て置かれるかということになったかもしれない。)

2025年2月19日記

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