映像の世紀バタフライエフェクト「大恐慌 欲望と破滅の1929年」2022-10-27

2022年10月27日 當山日出夫

映像の世紀バタフライエフェクト 大恐慌 欲望と破滅の1929年

一九二九のアメリカ大恐慌のときのことは、これまで「映像の世紀」シリーズで何度か取り上げられてきている。話題そのものとしては、そう目新しいという印象をもたなかった。しかし、株の好景気という状況において、人はどうあるのか、という観点からは、やはり興味深いものがある。

この回を見て印象に残ったのは、私の場合、フィッツジェラルド。その作品のいくつかは読んでいるのだが、やはり読みなおしてみたくなっている。村上春樹は、フィッツジェラルドの作品を、古典として高く評価している。アメリカのある時代を描いた作家ということだと思うが、この番組で描かれたような歴史的背景を理解した上で、再度、読みなおしてみようかと思う。

それから、ケネディのことは、「映像の世紀」シリーズでは、初めてであったのではないだろうか。大暴落の前に株を売り抜けて巨万の富をきずいた、その富のちからもあって、(それだけではないだろうが)ケネディ家は大統領を生み出すことになった。このあたり、ケネディ家の歴史ということで、別に特集があってもいいような気もする。

それにしても、思い出すのは、何十年か前の日本のバブル景気。私は傍観者であったとは思うのだが、その時代の雰囲気というものに、人間の空しさというようなものを感じざるをえない。

2022年10月25日記

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