初音ミクの若き血2009-09-11

2009-09-11 當山日出夫

図書館キャラクターを見ていって、北海道大学リポジトリの「はすかっぷちゃん」は、エルムの森に住んでいると紹介がある。おそらく「エルム」は、「都ぞ弥生」に由来するのだろう(と、思う)。

今の北海道大学の学生は、「都ぞ弥生」を知っているのか……少なくとも、今の、京都大学の学生は、「紅萌ゆる」を知らない。これは、身近に実例を知っている。

で、ネット検索の時代である。さっそく、「都ぞ弥生」を探す。すると、初音ミクの歌っているのがある。こうなると、いろいろ検索をかける。やはりあった。初音ミクの歌う「若き血」が。

当然ながら、背景画像が最近のキャンパス風景。ゆえに、私ぐらいの世代であれば、当然のごとく慶應の象徴と思っている、幻の門、が映らない。

しかし、もうこうなると、初音ミクの「都の西北」を探す気にもならない。きっとあるにちがいないが。

當山日出夫(とうやまひでお)

『自殺実態白書』のPDFと書籍と2009-09-12

2009-09-12 當山日出夫

いま、私の手元には、ずしりと「重い」本がある。

『自殺実態白書 2008』(第二版).自殺実態解析プロジェクトチーム.ライフリンク.2008

この本、もともとは、PDFデータとして公開されているもの。それを、「本」で欲しいという要求があって、書籍化したものである。

A4版で500ページほどになる。物理的にも「重い」が、その内容も「重い」。この「重さ」を実感できるのは、やはり「書物」であるから。

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冊子として入手したいというお問い合わせが多いため、印刷・製本したものを用意します。
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ライフリンク
http://www.lifelink.or.jp/hp/top.html

自殺実態白書
http://www.lifelink.or.jp/hp/whitepaper.html

當山日出夫(とうやまひでお)

積んである本(2009-09-13)2009-09-13

2009-09-13 當山日出夫

とりあえず机の上にある本、

田中淳夫.『ゴルフ場は自然がいっぱい』(ちくま新書).筑摩書房.2009

石原千秋.『国語教科書の中の「日本」』(ちくま新書).筑摩書房.2009

石田瑞磨.『女犯』.(ちくま学芸文庫).筑摩書房.2009
※オリジナルは、1995.筑摩書房

「女犯」は、さすがにATOKでもダイレクトに変換しなかった。まあ、そうだろうなあ、今のご時世からすると。この本、単行本で出たとき買って、今は、書庫のどこかにある(はず)。

表紙(カバー)の見返しの著者紹介にある、父親のことば、「仏教を研究するなら僧侶にはなるな」。

當山日出夫(とうやまひでお)

京大の「1968」2009-09-13

2009-09-13 當山日出夫

『1968』(小熊英二)が話題になっているなか(賛否両論あるが)、京都大学で、

京都新聞
京大闘争 回顧せよ!
総長文書やビラ公開 現地で初の企画展

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091200103&genre=G1&area=K00

當山日出夫(とうやまひでお)

追記:京大のURLを書くのを忘れた。
それから、京大の展覧会のタイトル「京大の1969」である。

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2009/091101_2.htm

美術館とTwitter2009-09-16

2009-09-16
當山日出夫

愛知県美術館がTwitterをやっていると、dietrich_avatarさんがつぶやいていたので、確認してみた。

http://twitter.com/dietrich_avatar/status/4003132987

愛知県美術館Twitter
http://twitter.com/apmoa

愛知県美術館ブログ 2009年6月23日
http://blog.aac.pref.aichi.jp/art/2009/06/000139.html

ここを見ると、愛知県美術館以外にも、すでにかなりの美術館が、Twitterで情報発信を始めている。この記事は、6月だから、現在では、もっと多いかもしれない。

また、
美術館 Twitter で、Google検索すると、

YAHOOニュースで
美術館がtwitterアカウントを運用することで生活にアートがやってくる
http://opinions.news.yahoo.co.jp/op?a=1109362-sabo

がみつかる。
このリンク先は、
Media Sabor
http://mediasabor.jp/2009/08/twitter_2.html

さらにリンクをたどると、
Once in dark rooms
アート広報にtwitterを!
http://blog.kosukefujitaka.com/2009/01/twitter.html

Twitterというと、なにか個人レベルで、意味の無いことをつぶやいているだけというイメージがあった(私の場合は)、だが、美術館の広報としても、機能するという方向に変わってきているように見える。これが、図書館・博物館など、また、公的機関やNPO法人などの広報にかかわるようになるのは、近い未来の、新しいTwitterの姿かもしれない。

當山日出夫(とうやまひでお)

美術館と修復2009-09-18

2009-09-18 當山日出夫

愛知県美術館のブログを見る(というよりも、twitterで知って、リンクをたどったのだが。)

愛知県美術館ブログ 2009年9月17日
裏方通信 修復室の話
http://blog.aac.pref.aichi.jp/art/2009/09/000183.html

ここで書いてあること、

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時々誤解されることですが、愛知県美術館の保存担当学芸員は修復家ではありません。修復家がお医者様だとすると、保存担当は学校の養護の先生のようなものです。
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これは、特に愛知県美術館に限ったことではない。修復には、その専門家が、別に存在する。学芸員の仕事ではない。

だが、このようなことでも、ブログ&twitterで、情報発信することによって、美術館、博物館への、一般の理解が深まっていくだろう。これからは、ネットの情報をどう利用するかと同時に、どのように、何を発信すれば、より理解が得られるのか、社会とのコミュニケーションになるのか、この方向から考えなければならないと思う。これは、美術館・博物館に限らず、MLA共通にいえる今後の課題であると、思っている。

當山日出夫(とうやまひでお)

朝日新聞のTwitter報道2009-09-19

2009-09-19 當山日出夫

朝日新聞(asahi.com)を見ていると、Twitterについて、対照的な二つの記事が目についた。

注目されるTwitter、記者が感じるその魅力とは
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200909010146.html
これは、朝日新聞+津田大介さん+永井美智子さん(CNET)

もう一つは、
「今、食事中」 ツイッターの4割、意味のないつぶやき
http://www.asahi.com/national/update/0919/TKY200909190033.html
これは、アメリカからの記事。【ワシントン=勝田敏彦】とある。

さて、朝日新聞自身、Twitterを使っている、
http://twitter.com/asahi
これをフォローしている人数は、現時点で、13万を超えている。

朝日新聞としては、いったい何が主張したいのだろう。

なお、私のTwitterは、
http://twitter.com/yamamomo_htoym
これには、基本的に、自分の名前(當山日出夫)を書いている。140字という制限はあっても、これは厳守するつもり。

なお、相手が分かっている場合、メールよりも、Twitterのダイレクトのメッセージの方が便利かもしれない。140字で足りる用件ならば。

當山日出夫(とうやまひでお)


DVD版『内村鑑三全集』2009-09-19

2009-09-19 當山日出夫

ついに完成、DVD版『内村鑑三全集』(内村鑑三全集DVD版出版会)。

私の「国語学」の恩師である山田忠雄先生との関係で、このメンバーの中心的存在のひとり、斎藤みちさんと知り合い。その関係で、かかわりを持つことになった。このことの経緯を書くだけで、入りくんだ話しになる。

ともあれ、DVD版『内村鑑三全集』の完成を祝いたい。

未来を考えよう。これを使って何ができるのかを。そして、より多くの人につかってもらうには、どうすればいいのかを。

さしあたっての課題は、書籍として、ISBNがついていないこと。一般の書籍流通のシステムに載せることは難しいかもしれない。だが、売らなければ、ひろまらない。その工夫を、これから考えないと。

近代思想史研究、また、近代日本語史研究の、貴重な資料である。

グーグルブックス、国家図書館のデジタルライブラリ、その流れのなかで、このDVD版『内村鑑三全集』の位置づけと、活用を考えないといけない。

まずは、報告。詳細は、おってまた。

當山日出夫(とうやまひでお)