第15回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」論文募集2009-09-03


2009-09-03 當山日出夫

去年までは、おおむね12月だったと記憶するが、今年は11月の末。恒例の公開シンポジウム「人文科学とデータベース」の案内。メールでもらった案内をそのまま以下に転記する。(改行など一部改変)

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 ━━━━━━━━━━ 論文募集 ━━━━━━━━
 第15回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」
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開催日: 2009年11月28日(土)
会 場: 神戸大学国際文化学部
    (神戸市灘区鶴甲1-2-1 鶴甲第1キャンパス)

【主催】第15回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」実行委員会
【共催】大学院教育改革支援プログラム
    「文化情報リテラシーを駆使する専門家の養成」
    (神戸大学大学院国際文化学研究科)
【共催】メディア文化研究センター
    (神戸大学大学院国際文化学研究科)
【後援】人文系データベース協議会

【募集論文テーマ】
一般テーマ:
 ・人文科学や芸術におけるデータベース構築の企画、事例、応用、支援
  ツールや周辺技術に関する研究
 ・人文系における地理情報処理に関連する研究
 ・人文系における数理モデルに関する研究
 ・人文系データについての情報処理的研究

【応募期限】
 ★講演発表申込締切 2009年10月7日(水)
 氏名・所属・論文タイトル・内容あらまし(200字程度)・住所・Emailアドレスを事務局までEmail等でお送りください。

 ★論文集原稿提出締切 2009年11月11日(水)
 実行委員会所定の様式(発表申込者に送付)にしたがって執筆のうえ事務局に送付してください。図表込で約5000字程度です。

【事務局】
 清光 英成
 神戸大学大学院国際文化学研究科
 〒675-8501 神戸市灘区鶴甲1-2-1
 kiyomitu■kobe-u.ac.jp
 Tel & Fax:078-803-7416

【ホームページ】
http://www.osakac.ac.jp/jinbun-db/5.html
http://www2.cla.kobe-u.ac.jp/cmec/jinbunsympo2009/

【シンポジウム実行委員会】
実行委員長:森下 淳也(神戸大学)
実行委員 :岡田 浩樹(神戸大学)
      定延 利之(神戸大学)
      清光 英成(神戸大学)
      小森 政嗣(大阪電気通信大学)

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當山日出夫(とうやまひでお)


追記 2009-09-03
ホームページのURLが公開になったので更新

グーグルブックスとドラえもん2009-09-03

2009-09-03 當山日出夫

今日(9月3日)は、ドラえもんの誕生日。だから、今日の、Googleのトップの画面は、ドラえもんになっている。しかし、画面には、(C)の表示は無い。証拠を残すため、画面をPDF化しておいた。

いま、世界中で読まれている『ドラえもん』は、グーグルブックスでは、どうなるだろうか。

ところで、今日の朝日新聞を見ると、対照的な二つの記事がある。
URLは記すが、asahi.comは、記事の保存期間が短いので、リンク切れになることは確かなのであるが。

一つは、長尾真さん(国会図書館長)による、デジタルライブラリ(電子図書館)の構想について。
〈ネットはいま〉かわる―2 日本なりの電子化探る
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200909020197.html

もう一つは、
49出版社が和解案から離脱 グーグルの書籍デジタル化
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200909020285.html

国会図書館の大規模デジタル化についても、いろいろ問題をかかえているようである。「本」という物理的な存在の意味、これを考えるのは、まずもって教育においてであろう、と私は思う。だからといって、考えがまとまっているわけではない。しかし、「教育」という視点をもたずに、出版社・著作権者の利害だけで論じることのできない問題ではあると、思うのである。

當山日出夫(とうやまひでお)

日本文藝家協会とGoogleと利権としての著作権2009-09-03

2009-09-03 當山日出夫

この件、ARGからのリンクをたどって、ブログを読んで知った。

ARG
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090901/1251791161

Copy & Copyright Diary
三田誠広氏が考えていること
http://d.hatena.ne.jp/copyright/20090803/p2

佐々木譲の備忘録
日本文藝家協会が山分けするもの
http://sasakijo.exblog.jp/8748772/

ここで「三田誠広」の考え方について「佐々木譲」がどう評価しているか、「引用」すると、

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要約すれば、日本文藝家協会に著作権管理をまかせると、文藝家協会がその著作権使用料を取り立てて、協会で使う。著作権者には支払わない。日本文藝家協会で「山分け」する。

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グーグルブックサーチ、国会図書館の大規模デジタル化、これらをめぐる議論には、はっきりいって「カネ」がからむ。では、そこで「カネ」が動くとして、誰がどのように利益を得るのか、あるいは損をするのか、抽象論ではなく、具体的に語るときにきているように思う。

電子図書館について、著作権保護という理念だけでは、もはや先にすすまない。われわれは、すでに、この段階にきてしまっている。これが私の認識である。

當山日出夫(とうやまひでお)