『鎌倉殿の13人』あれこれ「審判の日」2022-11-22

2022年11月22日 當山日出夫

『鎌倉殿の13人』第44回「審判の日」
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/44.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年11月15日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「資格と死角」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/11/15/9541084

実朝暗殺をめぐっては、諸説あることは知っていたつもりだが、このドラマではどうだろうかと思ってこれまで見てきた。誰かが黒幕ということはあるかと思う。強いていえば、三浦になるのかもしれない。しかし、このドラマでは、みんなが知っていた、という設定になっている。義時も無論知っていた。のみならず、実朝自身も、自分が狙われていることを知っていた。

だが、歴史の結果としては、事件は防ぐことができなかった。歴史の必然として、事がおこることが決められていたかのようである。その歴史のとめることのできない必然的な流れのなかで、では義時などはどうその生き方の選択をしたことになるのだろうか。

その義時にしても、歴史の必然をくいとめることはできない。鎌倉のため、そして、北条のために、生き方を選択することになる。

ともあれ、みんなが知っていながら、誰も止めることのできなかった事件として、実朝暗殺事件は、描かれることになる、これは斬新なドラマの作り方と言っていいのだろう。

次回は、その実朝暗殺のことになる。楽しみに見ることにしよう。

2022年11月22日記

追記 2022年11月29日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年11月29日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「八幡宮の階段」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/11/29/9544457

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